国際宇宙ステーションから遠隔操作されるロボットローバー「インタラクト・ケンタウロス」の静止画(2015年9月7日撮影)。(c)AFP/JO BIDDLE 【9月9日 AFP】国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)の宇宙飛行士が、将来、別の惑星に人工施設を建設する際の一助となるかもしれない技術の実験に成功した──。地球上にあるロボットの操作を宇宙空間から「触覚」を頼りに行う実験だ。 デンマークのアンドレアス・モーゲンセン(Andreas Mogensen)飛行士は7日、欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)の緻密な制御の下、極小さな穴にピンを入れる実験に臨んだ。 モーゲンセン飛行士が高度約400キロの地球軌道上から操作したのは、繊細で、高精度の作業にも対応できるアーム2本を持つロボットローバー「インタラクト・ケンタウ