Image credit: SpaceX 先月、国際宇宙ステーションへ補給物資を送り届けたスペースX社のドラゴン補給船運用5号機(CRS-5)が2月11日、ステーションから分離され、地球に帰還した。米航空宇宙局(NASA)との契約による国際宇宙ステーションへの商業補給ミッションは今回で5回目となった。また4月には6回目のミッションに挑む。 ドラゴンCRS-5は日本時間2015年2月11日4時10分にステーションを出航した。その後単独飛行をし、8時93分に軌道離脱噴射を行い、大気圏に再突入した。そして9時44分にカリフォーニア州の南西沖約400kmの海上に着水した。 船内には、ステーションでの実験で生まれた成果物など、約1,678kgもの物資が搭載されている。ドラゴンCRS-5はこの後、カリフォーニア州ロサンジェルスのロング・ビーチの港まで船で輸送され、最終的にスペースX社の施設に送られる予
「前生命」環境解明狙う−−名古屋大教授・渡辺誠一郎氏 昨年12月に打ち上げられ、2018年の小惑星到着に向け順調に飛行する小惑星探査機「はやぶさ2」=1。科学観測・研究の責任者を務める渡辺誠一郎・名古屋大教授(50)に探査の意義などを聞いた。【聞き手・大場あい、写真・兵藤公治】 −−はやぶさ2プロジェクトは何を目指していますか。 一番の目玉は、目的地の小惑星「1999JU3」=2=で試料を採取し、地球に持ち帰ることです。初号機になかった「衝突装置」を搭載し、クレーターを作って、宇宙線や太陽加熱の影響の少ない内部の物質を世界で初めて採取することを計画しています。クレーターを作る様子は分離カメラで撮影し、画像を地球に送ります。
(CNN) 宇宙空間に浮かび上がった笑顔の顔文字――。米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡がとらえた写真の中から、そんな風に見える1枚が見つかった。 黄色く光る2つの目と、口元や輪郭を描く曲線で構成された顔文字のように見えるのは、「SDSS J1038+4849」と呼ばれる銀河団。 2つの目のように見えるのはそれぞれ遠く離れた銀河。曲線を描く口元は、銀河団の間に強い重力がはたらいて周辺の時間や空間がゆがむ「重力レンズ効果」によって形成されている。 顔の輪郭の部分は、アインシュタインの一般相対性理論で説明される「アインシュタイン・リング」という現象でできたものだという。 ハッブル宇宙望遠鏡は20年以上も前に打ち上げられ、地球の上空を周回して遠く離れた宇宙空間の姿をとらえてきた。 撮影された膨大な量の写真はデータベースに記録され、公開されている。今回の1枚はそうした中から写真を見つけ出
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月6日、金星探査機「あかつき」に関する記者会見を開催し、今年12月7日に金星周回軌道へ投入する計画であることを明らかにした。あかつきは日本初の金星探査機。2010年5月21日に打ち上げられ、同年12月7日に金星に最接近したが、推進系のトラブルにより周回軌道への投入に失敗していた。 ぴったり5年後の再挑戦 あかつきの目的は、金星の大気の運動を観測することである。特に、金星最大の謎として、「スーパーローテーション」と呼ばれる現象がある。金星の自転速度は非常に遅いのだが(自転周期は243日)、大気上層では秒速100mにも達する暴風が吹き荒れている。これは自転速度の60倍もの速さで、なぜこんな風速が出るのか、原因が分かっていなかった。 こういった謎を解明するため、あかつきは近金点300km、遠金点8万kmという、非常に細長い楕円軌道に投入する計画だった。だが、周
朝ドラ「虎に翼」”三条編”がついにスタート!新潟三条市の歴史民俗産業資料館別館「ほまれあ」で企画展、7月20日開幕
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、同機構航空本部が進めている2つの技術実証プロジェクトについて、2015年2月10日に報道陣向け説明会を開催した。1つは次世代エンジンに適用する高効率・軽量ファンタービン技術を開発する「aFJR」、もう1つは機体騒音の低減技術を飛行実証するプログラム「FQUROH」(フクロウ)だ。いずれも同本部の環境技術の研究開発プログラム(ECAT)の一環として行う。 得意領域で勝負 aFJR(Advanced Fan Jet Research)プロジェクトは、航空機用エンジンのファンモジュールの効率化と軽量化および低圧タービンの軽量化による燃費の1%向上を目指すもの。「高効率の空力設計や複合材料などの部品設計技術は日本の航空機産業を支えてきた領域。得意の領域で短期集中開発する」(aFJRプロジェクトチームプロジェクトマネージャの西澤敏雄氏)。IHIの他、東京大学生産技
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