フィギュアスケートの羽生結弦選手は、大会での練習中にほかの選手とぶつかったけがの痛みがまだ残っている状態で、今月28日に開幕するNHK杯への出場は大会直前まで回復状況を見ながら判断されることになりました。 羽生選手は今月8日、グランプリシリーズの中国大会で演技直前の練習中に中国選手とぶつかり、顔や両足などをけがして全治2週間から3週間と診断されました。 羽生選手のけがの状態について、日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は「今週初めの段階で普通に歩くことができるようになったが、痛みはまだ残っている」と羽生選手の関係者から連絡を受けたことを明らかにしました。氷の上での練習を再開しているかどうかについては報告を受けていないということです。 小林強化部長は「羽生選手は今はリハビリに専念しているので、私から状況を聞くことは控えている。羽生選手側からの連絡を待ちたい」と話し、今月28日に開幕す