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2015年4月12日のブックマーク (3件)

  • ISAS | 低重力環境における沸騰冷却現象 / 宇宙科学の最前線

    人間の日常的な活動領域が地球周回軌道上まで拡大するのに伴い、宇宙機の推進薬や軌道上構造物の冷媒として、液体と気体が共存する流れ(気液二相流)を扱う場面が増えつつあります。しかし、地球周回軌道上の低重力環境では、比重差を利用して液体を動かすのが難しく、相対的に影響が大きくなる表面張力を無視できません。このため、「重いものほど下に沈む」という地上での経験を頼りに設計された流体機器は、軌道上で期待された性能を発揮できず、計画通りに運用できない不具合を起こすことがしばしばあります。このような地上とは異なる加速度環境における気液二相流の振る舞いを予測し、思い通りに操る技術のことを、宇宙工学分野では「流体管理」、あるいは宇宙輸送分野に限って「推進薬管理」と呼びます。 極低温上段エンジンの予冷 推進薬管理に関する技術課題の一つに、基幹ロケット(H-IIA)上段エンジン内部で起こる沸騰冷却現象の予測があり

  • ブラジル、ウクライナ共同の「ツィクローン4」ロケット計画を中止か | その他 | sorae.jp

    Image credit: Alcantara Cyclone Space ブラジルのFolha de Sao Paulo紙は4月9日、ブラジル政府が「ツィクローン4」ロケット計画を中止することを決定したと報じた。 この計画はブラジルとウクライナが共同で進めているもので、ウクライナが製造するツィクローン4というロケットを、赤道に近いブラジルのアルカンターラ発射場から打ち上げることを目指している。計画は2003年から始まり、当時は2007年の初打ち上げを目指していたが、資金難などが理由で計画は遅れ続けており、ウクライナ側が担当するロケットの開発はほぼ完了しているものの、ブラジル側が担当する発射台や周辺設備は未完成のままとなっている。 ツィクローン4は、ウクライナのユージュノエ社で設計され、ユージュマシュ社で製造されるロケットで、高度200kmの地球低軌道に5685kg、高度400kmの太陽同

    ブラジル、ウクライナ共同の「ツィクローン4」ロケット計画を中止か | その他 | sorae.jp
  • ペンシルロケット 発射実験から60年 NHKニュース

    の宇宙開発の先駆けとなった、僅か20センチ余りの長さのペンシルロケット。その初めての発射からちょうど60年を迎え、当時実験が行われた東京・国分寺市で11日から記念の催しが始まりました。 市とJAXA=宇宙航空研究開発機構が共同で開いた物のペンシルロケットの展示会には、糸川氏らが製作した17機が並べられています。このうち60年前に実際に発射されたロケットは、火薬による熱の影響が見られ、尾翼の部分には実験に使われた通し番号の「23」という数字が刻まれています。 このほか、会場には日の宇宙開発の歴史を説明するパネルや模型も並べられ、訪れた人たちが真剣なまなざしで見つめていました。 ロケットの収集に当たった国立天文台の阪成一教授は、「日のロケット開発は、軍事と無関係に進められた世界でもまれな経緯がある。日だからこそできた平和目的の宇宙開発の原点を見てもらいたい」と話していました。 「