ブラックホールなど宇宙の謎に迫る日本の新しい天体観測衛星「アストロH」が、12日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット30号機で打ち上げられる予定でしたが、天候の悪化が予想されるとして打ち上げは延期されました。 「アストロH」を載せたH2Aロケットの30号機は12日午後、種子島宇宙センターから打ち上げられる予定でした。しかし、打ち上げを行う三菱重工業によりますと、12日の発射場周辺は上空の気温が低く、12日の打ち上げの時間帯に「氷結層」と呼ばれる氷を多く含んだ雲の発生が予想されることや、風も強いと予想されるため、打ち上げは延期されることになりました。 新たな打ち上げ日について、三菱重工業とJAXA=宇宙航空研究開発機構は検討中だとしています。