フランス西部ボルドー近郊マルゴーの醸造所でワインの色を確認する従業員(2018年6月11日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / GEORGES GOBET 【7月10日 AFP】夏はロゼワインを楽しむのにうってつけの季節だが、フランスのワイン好きたちは今年、買ったり飲んだりするのをちゅうちょしてしまうかもしれない。フランス産ロゼとして売られていたボトル1000万本分が、実は安価なスペイン産だったことが発覚したためだ。 フランスの消費者保護機関が9日に確認したところによると、2016~17年に7万ヘクトリットル(ワインボトルおよそ1000万本分に相当)のスペイン産ロゼがフランス産と表示を偽って販売されていた。記載されたメーカーは数百社に上っていた。 不正を最初に報じた仏大衆紙パリジャン(Le Parisien)によれば、当時の卸売価格はスペイン産のロゼが1リットル当たりわずか34ユ