日経ビジネスは独自に調査し、2008年の「ヒット商品ランキング」を発表した。今年のヒット商品は低価格を反映し、PB(プライベートブランド)食品(11位)にカレー鍋(30位)、第3のビール(金麦=14位、クリアアサヒ=25位)など、生活防衛意識の強い商品が並んだ。消費者は以前にも増して商品の持つ価値に敏感になっている。「安さ」に付加価値をつけられるか否か、それが商品の明暗を分けた。 だが一方で、ランキングの顔ぶれを見ると、単なる生活防衛だけとは言い切れないのも事実だ。 その傾向を端的に表すのが、今年9月に銀座に店舗をオープンした世界第3位のアパレルメーカー「H&M」(10位)のトップ10入り。開店初日には約5000人が列を作った。 H&Mの強みはとにかく、「安くておしゃれ」なこと。毎日新しいデザインの商品が店頭に並ぶ。高級ブランドの金額は出せないが、おしゃれは楽しみたい。見栄を捨てた消費者の
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