生活に必要な機能が充足しつつある今、モノに力を与えるのは、ユーザーの生活力ではないか。その生活の中にぴったとはまるモノだからこそ、そのモノにも競争力が生まれるのではないか。 ケン・オクヤマさんの話の後半をと言いながら、はや2か月以上が過ぎました。ですが、先週ちょうど、奥山さんのお話以来、整理しよう、整理しようと思っていたことをお話しさせていただく機会がありました。本当であれば、半年前にやるはずだった講演なので、関係者の方には本当にご迷惑をおかけしてしまったのですが。 で、今回は、その内容と勢いが頭の中から消えない今のうちに、モノの競争力からライフスタイルの競争力へ、ということで、今、考えていることを整理してみようかと思います。 1.日本の競争力とソフトパワー (1)モノの競争力からライフスタイルの競争力へ 昨年、コンテンツ産業の担当をしていたときに、資料作りで良く悩んでいた話の一つが、「ソ
![モノの競争力からライフスタイルの競争力へ:村上敬亮 情報産業の未来図](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a77358e61022c6d0d998c1bf4056ed48d5aae1e9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fmedia%2Fc%2F2012%2Fimages%2Flogo%2Flogo_ogp.png)