業者さんが、「もしどなたが購入ご希望の方がいましたら・・」と言って、数日間だけ置いていったカントゥーシャ作のヴィオラなのですが、それにしても調整がイマイチ・・。これではカントゥーシャの楽器の本来の性能が出ていない。 所有者である業者さんは「佐々木さんが再調整してもいいですよ」とは言ってはいたのですが、最初はそんなつもりは全くありませんでした。人の楽器に時間とお金をかけて調整しても、私の得にはならないからです。 しかし、カントゥーシャ作のビオラを触っていたら、ムラムラと「音を良くしたい!」とか「こんなのではカントゥーシャ作の楽器が誤解される」とか、それどころか「ヴィオラという楽器自体の音がこんなものだと思われる」とか、商売抜きの気持ちが生まれてしまって、とうとう手を出してしまいました。もっとも、最後に返却するときに可能な限り元の状態に戻せるように、完全なところまでは行っていませんが。
Scott(1879~1970)Sym No3、2回目。印象派風で、やや神秘的。昔は流行ったことがあったが、すぐにスクリャービンに追い越された。 Pf Con No2。一回目。 渋谷へ出て紀伊国屋とかタワレコを覗こうかと思ったが、猛烈な寒さにたまらず、三平に飛び込んで寄せ鍋。これが安くてうまい。しばらくここに滞留して、iPadとiPhoneの整理。 1億6千万のヴァイオリン(ストラド)と1500万の弓が盗まれていたのは知らなかったなぁ。ロンドンのサンドイッチ屋で、盗まれたのは韓国人女流ヴァイオリニスト。私は、ストラド神話なんていっさい信じてないので冷笑するだけだけど、一般の人は信じて疑わないから大きなニュースになる。 名器神話を完成したのは英国のヒル商会だが、そのヒル本人が、名器と鑑定するのは骨董品の価値であって音とは何の関係もないと言い切っているのに後世、ヒルの鑑定が音にすり替わってしま
昔のスポーツ界は「根性論」、「精神論」が真っ先にきていました。もちろん現在でもそれは「一番大切な要素の中の一つ」です。それ自体を否定するわけではありません。しかし現在のスポーツでは、もっと「科学」、「理論」、「観察」等の手法を積極的に活用しています。 なぜなら「筋肉は、脳が指令を出して動かしている」からです。これは弦楽器演奏においても全く同じです。 日本の弦楽器演奏教育は昔から「演奏技術」と「楽典等の音楽理論」教育を主に行ってきました。それは音楽大学の教授の略歴を見れば一目瞭然です。もちろんそれを否定しているわけではありません。しかしそれでは車の片輪で走っているようなものです。 楽器側の技術論、物理学的な教育、そして演奏における観察手法など、まさに現在のスポーツ界が当たり前におこなっていることが不足しているのです。例えば、何度でも書きますが、「弓の理論」を知っていれば、自分自身の「壁
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