「よいこのみなさん 急いでおうちへかえりましょう」 チャイムがなると、 みんな家路へ。 長い影が伸びて、 工場が赤く染まります。 その背後には いつもの赤い電車。 どこにでもありそうで なかなかない名景ですね。 (京急電鉄/六郷土手駅付近)
![12月28日(水曜日) - 鉄道写真家 中井精也の1日1鉄!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d25e065944eac592a73d4bb7bc6d2adcb627cf5b/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Frailman.cocolog-nifty.com%2Fphotos%2Funcategorized%2F2011%2F12%2F28%2F11_12_28.jpg)
赤銅色の月が いつもの踏切を見下ろす夜。 畦道にシートを敷いて 寝転がりながら 空を眺める。 あの人も その人も 今日は空を眺めているのかな。 そう考えると とてもロマンチックだなぁ。 こんな風に皆既月食がみられたのは、 実に11年ぶりだとか。 地球が宇宙の一部なんだと 実感できた夜でした。 (第二五之町踏切)
DreamTrain18日目。 今日も線路は輝いていました。 何かにつき動かされるようにスタートしたこの旅もあと1日。 ふりかえれば、 さまざまなことを 線路は教えてくれました。 どんな人生にもドラマがあるということを。 普通であることの強さと美しさを。 自然がいかに美しく儚いものであるかを。 どんなに離れていても、一緒にいることができることを。 何気ない日常が、何より大切だということを。 どんなに辛い出来事も、いつか想い出になることを。 越えられないと思っている壁は、幻だということを。 ゆっくり進むからこそ、見えてくるものがあるということを。 どんな人生でも、自分が主人公であることを。 明けない夜はないということを。 鉄道が運んでいるのは、人だけではないということを。 人の想いがあるからこそ、線路は輝くということを。 信じれば、奇跡はおこるということを。 DreamTrain. ■19日
覚悟はしていたけれど、 新しく生まれ変わった余部鉄橋を見て かなりショックを受けました。 そんな余韻にひたる間もなく 余部駅で僕を迎えてくれたのは、 鉄橋の下にお住まいのみなさん。 旅館のおかみさんや 仕事のかたわら親子で余部鉄橋グッズを 販売する売店を営んでいる方々です。 彼らの夢は? 「新しくなった余部鉄橋の魅力を発信したい」 みなさんにとって余部鉄橋はどんな存在でしたか? と訪ねると 「庭の柿の木みたいだね」 「私にとっては山みたいなもの」 つまり、いつもそばにあってあたりまえの存在だったそうです。 いま旧余部鉄橋は3本の橋脚を残して、すべて解体されていますが、 古い橋に列車が通らなくなり、カッターで切断しはじめたときは、 「その音が鉄橋の呻き声に聞こえて辛かった」 と語ってくれました。 せめて橋を存続しようと活動したものの、 将来起こりうる錆落ちや崩落などを危惧した 鉄橋下の住民の
僕は見たんだ。 まだ暗い車窓に。 僕は見たんだ。 ほんの一瞬だけど、 蜃気楼のように 海から立ちのぼる虹を。 感動で心が震えた。 瞬きするのも惜しいくらい 必死でシャッターを切った。 まさにそのとき、 突然、背後から一人の老婆が 僕の肩をたたく。 なぜ今?いったい誰? まるで大切なメッセージを 伝えなければいけないように 真剣な表情で。 焦りと緊張の中で唾を飲み込む。 そして老婆は重々しく口を開いた。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「ゴダイゴの方ですよね?ファンなんです」 えええええええ? 奇跡のような風景と 奇跡のようなタイミングの大ボケ。 感動したり、笑ったり。 気持ちがジェットコースターのような 小浜線の旅でした。 (小浜線/車内) 以下ドリームトレイン通過予定時刻です。 あくまでも予定です。変わる可能性があります。 詳しくはTwitterで。 ■13日目 11月27日
DreamTrain9日目。 本当を言うと、 少し自信を失っていた。 たくさんの人に 「夢なんかない」と言われ、 地方交通の厳しい現実も 目の当たりにした。 こんなことしても 意味ないんじゃないか。 ただみんなに迷惑をかけて いるだけじゃないかなんて、 思うこともあった。 でも今日この景色を見て、 たとえそうだったとしても、 前に進もうと思った。 この場所、 この時間、 この瞬間に、 ここにいてシャッターを切るように、 決められているような気がした。 僕がみんなから少しずつ集めた夢が、 線路から旅立ってゆく。 そんな風に見えた。 どんなに無意味だと思えても、 どんなにゴールが遠くても、 夢を見失うのはやめよう。 目的がないと、 人は前に進めないのだから。 DreamTrain。 (飯山線/車内) ■10日目の行程 11月16日(水) 糸魚川06:04/大糸線→南小谷07:23-07:27→
DreamTrain7日目。 新津駅で出会ったのは、 懐かしい駅弁屋さん。 笑顔がとっても素敵です。 そんな彼の夢は 「死ぬまでゴルフを楽しむ」 あら、意外にスポーツマンですね。 思えばひさびさの乗り鉄。 本格的に鉄道に乗って旅をしたのは、 もう数十年まえになります。 その間に 稚内駅は映画館のあるビルに変わり、 懐かしい車両たちは姿を消し、 大きな変貌を遂げました。 でもよく目を凝らしてみると、 こうして昔のまま変わらない 旅情も残っているんです。 変わってしまったことを嘆くばかりではなく、 線路脇に残された味のある風景を 探すたびも 素敵だと思いませんか? 何より、まるで心臓の鼓動のような、 ローカル線のやさしいジョイント音は 昔のまま、僕をつつんでくれていますよ。 DreamTrain。 (信越本線/新津駅) ■8日目の行程 11月14日(月) 水戸04:37/常磐線→我孫子05:
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