従軍慰安婦と吉田調書をめぐり朝日新聞が犯した一連の誤報。この時とばかり朝日たたきに精を出してきた読売新聞だが、“目くそ鼻くそを笑う”とはこういうことを言うのだろう。大手メディアではほとんど取り上げられていないが、福島第一原発に関する報道では、事故から約2か月後、当の読売が1面トップで誤報を垂れ流していた。 原子炉への海水注入を、当時の管直人首相が「止めた」とする記事だが、9月に公表された「吉田調書」には、まったく違う状況だったことが記録されていた。 読売はダンマリを決め込むつもりらしいが、同紙の誤報に対する姿勢を拾ってみると、他紙を批判する資格などないことが分かる。 原発事故めぐる自社の誤報にはダンマリ 下は、平成23年5月21日の読売新聞朝刊。1面トップの見出しは『首相意向で海水注入中断』。記事は、原発事故当時の首相・管直人氏が、原子炉内への海水注水に懸念を示したことで注水が止まり、事態
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