名古屋の入管施設で先月、スリランカ人の女性が収容中に死亡した問題で新たな事実です。亡くなる2日前に診察した医師が「仮放免してあげれば良くなることが期待できる」などと、入管側に伝えていたことがわかりました。 去年8月から名古屋入管に収容されていたスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)は、今年1月ごろから不眠や幻聴などを訴えたほか、嘔吐を繰り返して食事をとることも難しくなり、先月6日に死亡しました。遺族や支援者は、ウィシュマさんは点滴をして欲しいと訴えたのに一度も受けることができなかったとして、死亡の経緯を明らかにするよう入管側に求めています。 「こんなことになるなんて信じられない。あの子は元気な子でした。どう考えても信じることができません」(ウィシュマさんの母親 スリヤラタさん) こうした中、JNNは、亡くなる2日前の3月4日に診察した精神科の医師が診察状況を入管に報告した書類
類は友を呼ぶ、という。似た者同士は自然と寄り集まる。それを裏返せば、友達をよく見れば、その人の性格や考え方も分かる、ということだ。 週刊新潮が10月15日号で、菅義偉首相の友達特集を載せていた。最初に、共同通信の論説副委員長から首相補佐官に転じた柿崎明二(めいじ)氏が登場する。そして、この柿崎氏と菅首相をつないだ人物として、政治系シンクタンク「大樹(たいじゅ)グループ」の矢島義也氏(59歳)を取り上げていた。「令和の政商」なのだという。 謎多き人物だ。週刊新潮は「長野県出身」と報じたが、「静岡県浜松市生まれ」とするメディアもあり、はっきりしない。高校を中退した後、実業界に身を投じ、のし上がっていった人物のようだ。「矢島義成」と名乗っていた時期もある。 「政商」としての矢島氏の力を示したのは、2016年5月に開かれた彼の「結婚を祝う会」だった。週刊新潮によれば、主賓は当時官房長官だった菅義偉
菅義偉首相や二階俊博自民党幹事長との関係で知られる民間のコンサルタント会社が、新型コロナウイルスのワクチン供給で注目を集める製薬会社「ファイザー」の求めに応じて、監督官庁である厚生労働省の幹部に、接待を行っていたことが分かった。 複数の関係者の証言によれば、接待の実務を担っていたのは、近年政財界のフィクサーとして知られるようになった矢島義也(本名:義成)会長が率いるコンサル会社「大樹総研」。同社は2016年から18年頃にかけて、ファイザーの依頼を受け、厚生労働省の局長や次官クラスの官僚を、都内の料理店などで接待していたという。 大樹総研とファイザーは、コンサル契約を締結。契約金は、少なくとも1億をくだらない額だったとされ、接待の結果、医薬品に関する厚生労働行政に何らかの影響を与えた可能性が否定できない。 新型コロナのワクチン供給を巡って、交渉相手となった日本政府に、「首相を出せ」と主張した
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