高橋洋一の「笑笑」ツイートがテレビのニュース等でも取り上げられて厳しい批判を浴びているが、私が苦々しく思い出したのは、かつて「リフレ左派」たちが高橋を批判できなかったという「恥ずかしい過去」だ。 高橋には時計の窃盗犯という犯罪歴があることは周知だが、経済思想的にも極端な新自由主義者である上政治思想的にも右翼で、長く大阪維新の会のブレーンを務めてもいる。だから高橋と同じ新自由主義者である菅義偉が高橋を内閣参与に取り立てた。 日経によれば、菅義偉は前任者の安倍晋三とは違ってリフレ派への傾斜はないとみられていたとのことだが*1、そもそも菅は経済政策には関心がないとみるべきだろう。菅には単に「自助」を極端に偏重するという経済極右的かつ単純な思想があるだけで、だから「金融緩和さえやっておけば財政政策など要らない」としか解釈できないことばかり言っている高橋を取り立てたのは不思議でも何でもなかった。 新