古川禎久法務大臣は18日の閣議後の会見で、岡山市の建設会社で働いていたベトナム人技能実習生の男性(41)が、職場で2年間、日本人従業員から暴行され骨折などのけがを負ったと訴えた問題に「個別の報道の所感を申すのは控えるが、一般論で実習実施者による暴言・暴行といった人権侵害はあってはならない。検査し法令違反があれば、指導と処分を厳正に行う」と答えた。 14日に設置を表明した「特定技能制度・技能実習制度に係る法務大臣勉強会」に日本弁護士連合会やNPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」等に所属する人を入れるかの質問に、古川法相は「現時点で方向性やいつまで誰から話を聞くかは決めてない。さまざまな意見に幅広く耳を傾け、改めるべき点があれば改めたい」と話した。(望月衣塑子)