ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が止まりません。13日にはポーランドとの国境に近いリビウ北西にあるウクライナの軍事基地を攻撃するなど、ウクライナ全域が戦場となりつつあります。 ロシア側はNATO加盟国のポーランドを軍事的に威嚇しつつ、米欧の介入に警告しています。まさに、米欧とロシアは一触即発の状況です。 ただ、米欧は経済制裁や金融制裁は行っても、ロシアとの軍事的衝突を避ける方向で常識的な判断をしています。「核戦争」「世界大戦」を避けるためです。 11日にジョー・バイデン米大統領は、米議会民主党内に「ウクライナに戦闘機を提供すべきだ」との声があるのを踏まえ、「甘く考えるな。攻撃的な装備を送れば、『第3次世界大戦』だ」とクギを刺しました。そして、「米国はウクライナでの戦争は戦わない」と改めて強調しました。 NATOの東方拡大は、ロシアの安全保障にとり、致命的です。だからこそ、歴史的にも、欧米