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ブックマーク / shiba710.hateblo.jp (7)

  • 望月優大『ふたつの日本』と、移民家族の歌としてのキリンジ「エイリアンズ」 - 日々の音色とことば

    ■これは「彼ら」の話ではなくて、「私たち」の話 望月優大さんの新刊『ふたつの日 「移民国家」の建前と現実』を読んだ。 いろんなことを考えさせられる、とても興味深いだった。 の内容は、タイトルのとおり、「いわゆる移民政策はとらない」というスタンスを取り続ける政府の“建前”と、労働力を求める企業の“現実”によって引き裂かれ、在留外国人たちが複雑な立場に置かれ続けている日という国の構造を精緻にルポルタージュしたもの。文にはこんな風に書かれている。 日で暮らす外国人は増えている。人工の2%といえば先んじる欧米などの移民国家に比べてまだまだ少ないが、確実にその数も、割合も増え続けている。そして、政府が急いで「特定技能」の在留資格新設へと走ったことからもわかるように、今後もしばらくその趨勢は変わらないだろう。「日人」は減っていく。そして「外国人」は増えていくのだ。自然にそうなったのではな

    望月優大『ふたつの日本』と、移民家族の歌としてのキリンジ「エイリアンズ」 - 日々の音色とことば
    kana-boon
    kana-boon 2019/04/01
  • 「笑ってはいけない」と「笑えない」ということの話 - 日々の音色とことば

    今日は「笑ってはいけない」の話。 年明けから物議を醸しているけれど、人権とか差別とか、そういう話は置いておいて、あれを観て感じた、今の時代に「笑える」と「笑えない」の基準が変わりつつあるんじゃないかという話。 【ガキ使速報】 浜田が着替えたらエディ・マーフィーになりました。#ガキ使 pic.twitter.com/OstIKlP5Vq — ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! (@gakitsukatter) 2017年12月31日 年末恒例のお笑い番組「笑ってはいけない」シリーズは、今年は『絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』。僕はいつも紅白歌合戦を観ているのでリアルタイムで観てはいないのだけど、後日放映された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』で総集編をちょっと観た。 www.happyon.jp 正直言うと、少しも笑えなかった。 前から嫌いだったというわけじゃな

    「笑ってはいけない」と「笑えない」ということの話 - 日々の音色とことば
    kana-boon
    kana-boon 2018/01/09
  • 今年もありがとうございました/2016年の総括 - 日々の音色とことば

    例年通り、紅白歌合戦を見ながら書いてます。 今年もいろいろあった一年でした。個人的には、講談社現代新書から『ヒットの崩壊』という新刊を出せたことが、何より大きかったです。 ヒットの崩壊 (講談社現代新書) 作者: 柴那典 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/11/16 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 『初音ミクはなぜ世界を変えたのか』に続いて2冊目の単著なのですが、一つの代表作になるようなものを書こうと思って取り組みました。おかげさまで反響は大きくありがたいかぎり。 おかげさまで、このが刊行されたタイミングで様々な媒体でインタビューや対談に取り上げていただきました。ラジオ出演も、ひとつひとつ嬉しかったです。 www.musicman-net.com www.billboard-japan.com realsound.jp blogos.com blo

    kana-boon
    kana-boon 2017/01/01
  • ピコ太郎について僕が知っているいくつかのこと - 日々の音色とことば

    Embed from Getty Images 古坂大魔王さん、梅田彩佳さんがMCをつとめるテレビ朝日LoGirlの番組『あやまおうのリニューアルしたよ。』にゲスト出演してきました。 テレビ朝日LoGirl「あやまおうのリニューアルしたよ。」 というわけで。これを機会に、改めてこのブログにも書いておこう。 今年後半、文字通り世界中を席巻したピコ太郎「PPAP」の大旋風。とても面白く、興味深く、そして不思議な現象だった。きっと後から思い返しても「2016年はいろいろあったなあ」の一つの象徴として、いろんな人が鮮明に思い浮かべるんじゃないだろうか。 僕はたまたま当事者に近い場所にいるタイミングがあったので、それも含めて「一体何があったのか」を振り返っていこうと思います。 ■なぜジャスティン・ビーバーに届いたのか? まず8月25日、この動画「PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pe

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  • 『ヒットの崩壊』の「はじめに」 - 日々の音色とことば

    講談社現代新書より上梓した単著『ヒットの崩壊』が発売になります。amazonでは11月16日となっていますが、明日、11月15日には都内書店に並び始めると思います。 このの問題意識は、以下に引用する「はじめに」のところで書いています。 「ヒット曲」というものを一つの主題にしたですが、音楽業界だけのことにとどまらず、流行の実情や、メディアと人々の接し方の変化、それによって生まれている社会の変化のうねりのようなものにも迫れたらと思って執筆を進めています。 ――――― はじめに 「最近のヒット曲って何?」 そう聞かれて、すぐに答えを思い浮かべることのできる人は、どれだけいるだろうか? よくわからない、ピンとこないという人が多いのではないだろうか。 かつてはそうではなかった。昭和の歌謡曲の時代も、90年代のJ−POPの時代も、ヒット曲の数々が世の中を彩っていた。毎週のヒットチャートを見れば、何

    『ヒットの崩壊』の「はじめに」 - 日々の音色とことば
  • アメリカのポップスターは、束になってもトランプに勝てなかった - 日々の音色とことば

    Embed from Getty Images ■二つの世界の分断 アメリカ大統領選の結果が出た。ドナルド・トランプが第45代大統領に就任することになった。 まずは僕自身の実感をここに記しておきたい。リアルタイム実況で赤く塗りつぶされていくアメリカ合衆国の地図を見て、うわぁ、と茫然としたのが正直なところ。大方のメディアの予想を覆す結果になったというのもある。「まさか」というのが第一印象。正直ゾッとした。 クリントン当選確実という報道は事前に広まっていた。支持率調査もそれを裏付けていた。選挙戦を通して伝わってきたトランプのさまざまな醜聞、スキャンダル、荒唐無稽な政策を見て「さすがに大統領に選ばれることはないだろう」と思っていた。けれど結局トランプは勝ち、上院も下院も共和党が議席を握った。事前の見込みはひっくり返った。 けれど、起こったことは事実だ。アメリカの人たちは彼をリーダーとして選んだわ

    アメリカのポップスターは、束になってもトランプに勝てなかった - 日々の音色とことば
    kana-boon
    kana-boon 2016/11/10
  • 【告知】新刊『ヒットの崩壊』が11月15日に発売になります。 - 日々の音色とことば

    ヒットの崩壊 (講談社現代新書) 作者: 柴那典 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/11/16 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 今日は告知。11月15日に新刊『ヒットの崩壊』が、講談社現代新書より発売になります。(amazonでは16日発売ですが、書店では15日あたりから並び始めるはずです) 「激変する音楽業界」と「新しいヒットの方程式」をテーマに、各方面に取材して半年くらいかけて書き下ろした一冊です。このブログでも発売までいくつか記事をアップしていこうと思いますが、まずは、ざっくりと内容を。以下が目次です。 ■目次 はじめに 第一章 ヒットなき時代の音楽の行方 1 アーティストもアイドルも「現役」を続ける時代 「音楽不況」は当か? CDは売れなくともアーティストは生き残る 「ブームはいつか終わるもの」だった90年代 「遅咲きバンドマン」が武道館へ 終わらなか

    【告知】新刊『ヒットの崩壊』が11月15日に発売になります。 - 日々の音色とことば
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