オランダのOSINT(オープンソース・インテリジェンス)分析サイト「オリックス(Oryx)」などによると、ロシア軍はウクライナの戦場で戦車を損傷分を除くと月に平均100両ほど失っている。一方、ロシアの産業界による戦車の新造数は50両足らずとみられる。 このギャップをできるだけ埋めるため、ロシアは冷戦時代の古い戦車を長期保管施設から引っ張り出し、修理し、一部は改良も施して、ウクライナの前線に送り込んでいる。保管されている戦車は基本的に屋外に置かれているので、商用衛星画像で確認でき、数を数えるのもかなり容易だ。 ロシアが再利用している戦車には、1950年代に開発されたT-55、1960年代に開発されたT-62、それ以降に開発されたいくつかの型式のT-72とT-80などがある。奇妙なのは、T-72の場合、1970年代に開発された最も古い型式のT-72ウラルとその改良型のT-72Aがほとんど含まれ
最近公表された評価が正確であれば、ロシアは2、3年以内に歩兵戦闘車を使い果たす可能性がある。同時期に戦車も尽きるかもしれない。 ある集計によると、2022年2月のウクライナ侵攻開始時、ロシア軍は2987両の戦車を運用していた。その後、ロシア軍は1年11カ月にわたる激戦で少なくとも2619両の戦車を失った。この損失は独立アナリストが確認したものだ。 ロシア軍が運用するT-55、T-62、T-72、T-80、T-90のうち、1725両が破壊され、145両が損傷し、205両が放棄され、544両が鹵獲(ろかく)された。 もしロシアが損失を埋め合わせる手段を持っていなかったなら、ロシア軍の戦車はわずか368両となっているだろう。ウクライナ軍の機甲部隊から防衛するには少なすぎる数だ。一方のウクライナ軍の戦車は、戦前に運用していたものに修復したり供与されたりしたものを加え、そこから損失分を差し引くと10
軍事航空、ISR、 無人機、サイバー、宇宙、安全保障、最新技術....変化が激しい防衛産業、軍事航空、軍用機、防衛関連宇宙開発、情報収集手段としてのISR、電子戦等の最新技術動向を海外メディアからご紹介します。民間航空のニュースは「ターミナル1」をご覧ください。また、航空事故関連はT4へどうぞ。無断転載を禁じます。YouTubeでご利用の際はあらかじめご連絡ください。 ロシアがウクライナ戦争で失った戦車は2200両以上。プーチンは代わりに旧式戦車を「再生」しようとしている ロシアはウクライナとの紛争で2,200両以上の主力戦車を失ったが、装甲車両戦力では依然大きな優位を保っている。ウクライナが少量の戦車を供給するドナーを見つけるのに苦労する一方で、ロシアの工場は新しい車両を着実に前線に送り込んでいる。実際、ロシアは戦車を製造するのではなく、作り直しており、その能力は限界に達しているのかもし
ウクライナがロシアよも多くの戦車を保有する可能性が出てきた ウクライナの戦車隊は増え続けているが、ロシアの戦車は減少中 しかし、これだけでウクライナに十分な優位性にならないと専門家が述べている ウクライナが初めてロシアを上回る戦車を保有する可能性が、新たなデータで示唆されている。 ブルームバーグが報じており、各種情報源のデータを総合すると、ウクライナは現在およそ1,500両の戦車を保有し、ロシアはおよそ1,400両だ。 ロシアは3417両の戦車を保有し戦争を始めた。同時に、ウクライナは987両を保有していた。シンクタンク『国際戦略研究所』が毎年発行している報告書『The Military Balance for 2023』によると、ウクライナの戦車保有台数は1,500両である。 ウクライナの戦車隊が増え続けてる一方で、ロシアの戦車隊は著しく消耗している。 キール世界経済研究所が発表したデー
(CNN) 砲塔部分が吹き飛ばされたロシア軍の戦車の残骸は、同国のウクライナへの侵攻が計画通りに進んでいないことを示す最新の兆候だ。 ウクライナ侵攻の開始以降、これまで破壊されたロシア軍の戦車は数百台に上ると考えられている。ウォレス英国防相は25日、その数を推計で最大580台と発表した。 しかしロシアにとっての問題は単に台数のみにとどまらない。専門家らは戦場を写した画像から、ロシア軍の戦車がある不具合を抱えていることが分かると指摘する。それは西側諸国の軍隊が数十年間にわたり認識している欠陥で、「ビックリ箱」効果と呼ばれている。ロシア側もこの問題については把握していたはずだと、専門家らはみている。 問題は戦車の弾薬の搭載方法に関連する。最新の西側の戦車と異なり、ロシア軍の戦車は回転式砲塔の内部に多数の弾薬を搭載している。被弾の際の危険は極めて大きく、直撃ではない場合でさえもそこから連鎖反応が
ロシアが2月にウクライナに侵攻する可能性 バイデン米大統領は、1月27日に実施されたウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談で「ロシアが2月にウクライナに軍事侵攻する可能性は十分ある」と警告したと、米政権幹部が明らかにした。 また、バイデン大統領は28日、近く東欧にも米軍を派遣する考えを示した。 米・ウクライナ首脳電話会談(2022年1月27日) バイデン米大統領(左)、ゼレンスキー ウクライナ大統領(右)(ファイル) この記事の画像(19枚) 活発化するロシア軍地上部隊の演習 ウクライナの周辺で、10万もの軍隊を展開しているとされるロシア軍は、1月中旬、国内外各地の演習場で大規模な演習を実施。 ロケットでロープ状の爆発物を飛ばし、雪や土とともに地雷など敵が仕掛ける地中/地表の爆発物を一気に爆破処理。幅6m長さ90mの道を開く能力のあるUR-77地雷除去車輌を使っ訓練を実施した。 UR-
ロシアは25日、モスクワで開催中の国際軍事技術フォーラム「ARMY-2020」で主力戦車「T-14」の先にある「将来戦車」についての構想について発表したとタス通信が報じている。 参考:Russia’s top brass wants to replace Armata with two-section ‘tank of the future’ ロシアが明らかにした将来の戦車は電熱利用化学砲を採用して極超音速砲弾を発射?ロシアが発表した内容を要約すると、T-14の後継として開発される戦闘車輌はT-14で採用された装甲カプセル方式の乗員保護が引き続き採用され、爆発反応装甲、レーザー兵器、電磁パルス発生装置等で敵攻撃からの生存性を確保、自動装填装置付きの電熱利用化学砲(ETC)を搭載した無人砲塔や車体に埋め込まれる形で搭載される垂直発射方式の精密誘導兵器を装備、偵察や警戒用途の無人小型航空機や無
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く