大阪―山口間を山陰経由で結ぶ「山陰新幹線」の早期実現を訴える決起大会が11日、松江市内のホテルで開かれた。 山陰や兵庫、京都など2府5県の52市町村でつくる「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」が島根県内で初めて主催し、自治体や経済界の関係者約450人が機運を高めた。 大会では、同会議の深沢義彦会長(鳥取市長)が「日本海側の地域の発展には早期実現が必要だ」と述べ、整備計画への格上げに向けて声を上げていくよう呼びかけた。 松浦正敬副会長(松江市長)は、岡山―松江間の中国横断新幹線(伯備新幹線)も基本計画になっているとして、「実現すれば二つの新幹線が縁結びの地で交わりより発展する」と訴えた。 自民党の細田博之氏や竹下亘氏ら地元選出の国会議員も来賓として出席した。「山陰新幹線を実現する国会議員の会」会長で同党の石破茂・元幹事長は、整備費が約3兆円と試算されていることを紹介。「早期実現には(整