課題整理、実現性探る 後藤知事は25日、富士山の麓から5合目までを結ぶ鉄道整備の実現性を探る検討会を、近く庁内に設置すると明らかにした。9月定例県議会の代表質問に答えた。 後藤知事は「費用や事業主体などの課題もあるが、富士山の環境保全とともに、冬季の来訪者数増加など、観光振興にも効果が期待できることから、しっかり検討を行う」と答弁した。 県政策企画課によると、検討会は担当部局の職員で構成。費用や事業者、世界文化遺産・富士山に新たな構造物を造る是非など、様々な課題を整理して実現の可能性について議論する。 富士山の登山鉄道を巡っては、JR東日本や地元経済・観光団体の代表者、前山梨県知事の横内正明・都留文科大理事長らが近く「富士山登山鉄道検討会(仮称)」を設立し、国や地元自治体への提言を行うとしている。 登山鉄道はこれまでも地元の商工会議所や観光団体が提言してきたが、後藤知事は提言を受けた201