システム開発の多くは“カオス化”します。ぼくも年を取ったもので、システム開発でいろいろな死屍累々(ししるいるい)の修羅場を見てきた気がします。数年もかかったプロジェクトがいきなり中止になっても、もう驚かないようになりました。例えばこんなダメプロジェクト、皆さんも身に覚えはないでしょうか。 マジで10人に1人しか稼働してない 「働きアリの法則」によると、多くの労働環境では、20%のアリが働いて、80%はまじめに働きません。しかし、ひどいソフトウェア開発の現場ではもっとひどくて、だいたい10人に1人のプログラマーがバーサーカーのように働いて、それでなんとか持っているという状況も多いです。残りの人は、仕事をしてなかったり余計にバグをまき散らすだけだったりします。 RPGのパーティーに例えると、こんな感じですね。 「Lv99-せんし Lv1-あそびにん Lv1-あそびにん Lv1-あそびにん Lv
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