グラフデータベースはどんな定義からしても、ビッグデータ技術ではない。グラフデータベースは、従来のリレーショナルデータベースの代わりに使われる事例が増えてきている、単なるNoSQLデータベースの一種だ。 とは言え、グラフデータベースをビッグデータやアナリティクスの文脈で議論することには意味がある。これは、グラフデータベースの特長が、複雑なデータの関係性を分析する能力を高めるために、舞台裏で利用されているからだ。さらに、組織がレポーティングをリアルタイムまたは準リアルタイムに移行するのにも役立っている。これらのトレンドは、どちらも最近のビッグデータの取り組みで注目されている内容でもあるが、企業でのレポーティングが、トランザクションを基にした文脈から関係性を基にした文脈へとシフトしつつあるのは、企業がビッグデータやアナリティクスに取り組んだことによる成果と言ってもいいだろう。 グラフデータベース
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