「ビジネスの期待に応え、結果を出し続けるチームや組織をどのように作っていくのか」。このテーマについて、古今東西、あらゆる組織が議論し、追い求め続けてきました。2月19日、目黒雅叙園で開催された「Developers Summit 2016」では、この問いに対して「2016年最新版」とも言える一つの回答が「強いチームの作り方」というセッションで示されました。 野村総合研究所、AWSなどを経て2016年に独立した吉羽龍太郎氏(@ryuzee)は当セッションで、これまでの数々著書・発表のエッセンスを凝縮したような濃密度で45分を語り尽くしました。当稿では、その内容をレポートします。 Ryuzee.com 吉羽龍太郎氏 (講演資料はRyuzee.comを参照してください) #1 チームの課題とカイゼン まず始めに吉羽氏は、名著『ピープルウェア』から「実際のところ、ソフトウェア開発上の問題の多くは、