渡邉:トヨタでは問題解決の有効なツールとして「Statistical Quality Control」、略してSQC(統計的品質管理)を根付かせる取り組みをしています。 社員向けのSQC研修、実践における活用支援、さらに実際に社員がSQCを活用して業務を改善した事例を発表する大会の開催などです。そこで紹介された改善事例は社内にも広めていき、社員1人ひとりが統計的ものの見方・考え方を活用して、仕事の質や技術力の向上に繋げていくことが仕事です。 西内:先日、トヨタ自動車さんに招待されての社員発表会で統計学活用の講演をしたのですが、技術系、事務系、営業系を問わず大勢の方が参加されていて、大変な盛況ぶりでした。 渡邉:SQC全社大会ですね。弊社では技術系約160部署を中心に、SQCの事例を募り、選考会でプレゼンしてもらっています。その選考会を勝ち抜いたものを、年1回のSQC全社大会で発表するように
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