玉川岳郎氏(日本マクドナルド コミュニケーション本部PR部 上席部長) 1969年生まれ。見本市主催企業の広報宣伝担当、日本オラクル広報室長、日本アイ・ビー・エム(IBM)広報部長を経て、2016年3月、日本マクドナルドに入社し現職。社外でも広報やソーシャルメディア活用などに関する講演や執筆などで、後進の育成に寄与している。 玉川:コミュニケーションを仕事にする広報パーソンは、「リーガルマインド」と「インテグリティ」を持つべきだと考えています。リーガルマインドは法律知識や法令順守の意識を持つこと。これがないと、何が許され、何が制限されているのかの基準がつくれません。一方のインテグリティとは、人が見ていないところでも正しく行う高潔な姿勢のことです。 今回の議論も、法令順守と倫理観、どちらの問題なのかを分けて考える必要があります。たとえば電車内で座っている時にお年寄りが目の前に立ったとします。
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