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ブックマーク / el.jibun.atmarkit.co.jp (289)

  • 変態と常人の壁:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 ■ちょいと文系院卒君をフォローしてみる エンジニアライフを見ていて、ひろ氏さんの書いたコラムが目を引いた。何やらコメント欄が盛り上がっているなぁと。もう一つ目を引いたのが、"newziaコネクトによると、以下の記事が関係あるようです"のところに、以前私の書いたコラムが出ていたことだ。 ひろ氏さんの考え方には「あぁ、そういうふうに考えているんだね」というスタンスだ。是でも非でもない。そこから先に考え方を膨らませていくプロセスだと思っている。これからどう育っていくか楽しみだ。 個人的には文系理系なんて関係はない。常識をぶっ壊して、発想の自由と可能性を追求したい。それだけだ。そもそも、文系、理系というカテゴライズは学校の教科が基準だ。学生時代に真剣に学問として取り組んだか

    変態と常人の壁:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ
  • お求めのドキュメントは書けません! Part2 --ちょい待った。準備くらいさせろ--:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 ◾︎理屈と現実のズレ 例えば、目の前に何台かサーバを連携させたシステムがあるとする。サーバ名、設定内容、これを使って何をするか。すでに目の前にあるし、調べる方法も分かってる。これらを列挙していけばドキュメンントは簡単にできるよね?・・・というのが、指示を出す側の理屈だ。 だが、そんな簡単にドキュメントが書けたのを見たことが無い。答えは簡単だ。ドキュメントを書いている最中に指針がぶれるからだ。ドキュメントを書いている内に、「あれ、この情報だけで大丈夫か?」とか、「ここ、デフォルト値どうなってたっけ?」と不安になる。不安が募ることで、何を書けばいいのか分からなくなり思考がパニックに陥って、気がつけば役に立たないクソドキュメントが一つ出来上がる。 理屈と現実のズレは何か。

    お求めのドキュメントは書けません! Part2 --ちょい待った。準備くらいさせろ--:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ
  • お求めのドキュメントは書けません! Part1 --読むだけで東大に受かるドキュメントなんて書けません--:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 ◾︎ドキュメントにそれを求めるな 「読めばどんな人でも仕事できるようなドキュメントを書いてくれ」こういう依頼を受けたことはないだろうか。よくよく考えてみると、この依頼はかなり的外れではないだろうか。 例えば、「これさえ読めば東大に受かる」そういうドキュメントは実在するだろうか?そんなものは存在しない。「読めばどんな人でも仕事できるようなドキュメント」というのはこれと同じだ。 もしそんなドキュメントを書ける能力があるなら、シケた会社のエンジニア部門でドキュメントなんて書いていない。独立してもっとすごい書物を出版して、人生悠々と暮らしていることだろう。 ◾︎業務においてのドキュメンントの立ち位置 まず、東大に行きたいと思ったら参考書を買うだろう。業務においてドキュメント

    お求めのドキュメントは書けません! Part1 --読むだけで東大に受かるドキュメントなんて書けません--:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ
  • 「すごいぞ!ラピュタは本当にあったんだ!」:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 「いや、そんなもんねーぞ!」 またまたあべっかんさんの書き出しをパクりたくなったのでパクった。ジブリの名台詞で綴るコラム Part2です。さすがにちょっと息切れしてきたが、気合で書いてみた。このセリフでコラムを書いて欲しいという要求を出すのは止めません。だが、その一言で止まるのは、多分、私の息の根だ。 ■そもそもラピュタとは ラピュタとは、『天空の城ラピュタ』(てんくうのしろラピュタ)という、スタジオジブリ制作の宮崎駿監督の長編アニメーション作品に出てくる、巨大な空中都市の名前だ。ガリバー旅行記にでていたのを元にアニメーションがか書かれたらしい。 ラピュタは空中に浮かぶ巨大都市で、高度な文明が栄えていたそうだ。そこには、現代の文明でも実現できないような高度な技術が存

    「すごいぞ!ラピュタは本当にあったんだ!」:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ
  • 「親方!空から女の子が!」:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 「落ちてきて地面にぶつかった!」 気分的にあべっかんさんの書き出しをパクりたくなったのでパクった。ジブリの名言一言を起点に、どこまでコラムを書けるか挑戦してみた。こんなセリフでコラムを書いて欲しいとコメント欄につけるのは止めない。だが、まともに2回目が書けるか不安だ。 ■現実そんなもん このセリフは、アニメ「天空の城ラピュタ」の冒頭シーンで主人公が言ったセリフだ。悪漢に追われたヒロインが飛空艇で追い詰められ、足を滑らせて落ちてしまう。落ちていくシーンで、彼女の身につけていた「飛空石」というのが突然輝いて、ふんわりと落下速度が遅くなる。そして、落ちた先に主人公がいて、ヒロインを見てこのセリフを言った。 映画だからこんなにロマンチックなのだろう。これが現実だったらもっと

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  • 元ヘルプデスクよりベテランエンジニアに挑戦状を叩きつける:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 ■ヘルプデスクの逆襲 ヘルプデスクは開発のエンジニアより単価が安い。エンジニアのヒエラルキーからすると、下の方に分類されがちだ。私のコラムについたコメントでも「ヘルプデスクなんてエンジニアじゃねぇww」みたいな一言も見かけた。多分、一般的な認識としてはそんなものだろう。 ヘルプデスクと言ってもいろいろある。パソコン操作の受け答えみたいな簡単なものから、業務ソフトの障害切り分けまで、対応する対象は広い。また、問い合わせの対応だけでなく、簡単な調査や検証も請け負うこともある。 電話受付に毛が生えた程度の認識の人も多いが、あえて言わさせて頂く。ヘルプデスクの経験の有無で、エンジニアとしての能力に大きく差が付く。真面目にやれば、エンジニアとして決定打となるスキルを身につける

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  • 現場の理不尽を新人にどう説明するのか?:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 ■世も末だ ぶっちゃけ言うと、IT業界に限らず理不尽な現場は多い。仕事やってると人間腐っていくんじゃないかと思うくらいだ。しかも、でかい会社に限って激しい腐敗臭を放つ。政治問題やら社会問題が絶えないのもよく分かる。 慣れてしまえばそれが普通と思うかもしれないが、たまに新人君がドン引きしているのをご存知だろうか?話は合わせてくれるし、無茶な指示にも応えてくれる。しかし、ふとした瞬間にすごく寂しそうな顔をしていたり、呆れた顔をしている。 生活がかかっているので、会社でそういう顔は見せない。彼らも必死だから。だが、先輩方が目を逸らしたふとした瞬間に、音がチラチラと見える。そんな瞬間、鬼塚ちひろの月光を流したら泣きそうなくらいに追い詰められている。 新人君からすれば、私た

    現場の理不尽を新人にどう説明するのか?:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ
  • あなたを悩ませるWordファイル:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 ■1GBのWordファイル 先日、Sphinxというツールの勉強会に行った時、Wordファイルの話題が出た。Sphinxとは、Rest方式で記述したファイルからいろいろな形式のドキュメントを生成できるツールだ。 ツールの用途ゆえに、ドキュメントの作成について造詣が深い方が集まっていた中、1GBのWordファイルという話題が出た。「1GBのWordファイルを編集するのが辛くてしかたない」という話だ。 非常に興味のそそられる話だった。どうやったらそんなWordファイルができるか想像がつかなかった。デジカメの画像をそのまま貼り付けて編集しまくったのだろうか。それとも、Visio等の別ソフトからコピペをしまくったのだろうか。とにかく謎が多い。私が今生巡り合った最悪のWord

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  • エンジニアなら独学だろ:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 こんにちはAnubisです。 先週はコラムニストの手塚さんから「学習」に関するコラムの執筆がありました。面白そうなので、同じテーマで書いてみます。ちょうど私自身が違う立場の人がどう考えるかというテーマと向き合っているので、ちょうど良い機会だというのもあります。 いつものように私事を書きますが、私は今に至るまで全部独学できています。人に教わろうとしたが、教えてくれる人がいない、そもそも教えられるレベルの人がいない。新しい技術を学ぶ時はいつもそうだった。学ぶことイコール独学という、個人的な立場からすればそういう印象。そういう状況だったと言えばそれまでなのですが、今までの経験で判断して、それで納得するのは違うと思った。そこで「勉強方法」を軸に疑問を掘り進めてみる。手塚さん

    エンジニアなら独学だろ:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ
  • 最新技術を追いかけることに何の意味があるのか?:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 ■技術の判断基準 エンジニアの持つ技術を判断するのに、手札の数と深さという考え方がある。まず、手札というのが自分の扱える言語やツールの数だ。深さというのが、ツールや言語をどれだけ深く知っているかということだ。 手札の多いエンジニアの方が案件を取る時は有利だ。クライアントからの印象は悪くならない。フルスタック・エンジニアなんて言えるだけの手札があれば、誰しもスゲーと仰け反ってしまう。だが、深さが無いと見かけ倒しで終わってしまう。 だからと言って、深ければいいというものでも無い。現場の求めるスキルと自分のスキルが一致すれば最高だが、一致する案件が限られてしまう。また、深さを伝えるのは難しい。理解できる人にある程度の力量がないと、実力を理解してもらえない。 現代のIT業界

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  • やっぱり四万人のボランティアは必要だよ!:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 ■事の発端 何やら、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)会長の荻原紀男氏(豆蔵ホールディングス代表取締役社長)の発言が注目を集めているようだ。事の発端は、「5年間で4万人のエンジニアが必要--IT分野の新業界団体『日IT団体連盟』発足」という記事での発言だ。IT業界のブラックっぷりを際立たせる発言だと物議を醸し出した。 「これはもっと深い真意があるのでは?」ということで、「五輪にはボランティアで働けるエンジニアが必要」発言の真意を聞くという記事が掲載された。しかし、さらに炎上を加速する発言を連発。ツイッターを見ていると、この記事の話題でもちきりだった。 ただここで一つ、気にかかることがあった。大半の人が「ボランティア」、「四万人」という単語だけに反

    やっぱり四万人のボランティアは必要だよ!:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ
  • エンジニアライフでの生き残り方:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 ■かつての編集者は言った。ここは野生の動物園だと 最近、新しいコラムニストの方が増えた。これからどのように活躍していくか楽しみだ。エンジニアライフというのは、ネット世界の亜空間だ。書けば普通にブログ書くより遥かに多くの人が見てくれる。コラムニストには応募資格を満たせば誰でも挑戦できる。大事なのは「分かりやすい文章が書けること」と「伝えるべき“何か”を持っているかどうか」だ。 ただ、普通に書いても多くの人に見てもらえるかわりに、様々な偏見も満ち溢れている。未だにコラムニストがお金もらって記事書いていると思っている人がいる。そんな誤解に基づいた妬みを向けられることがある。また、「お前のコラムを読んでやってるんだ」的なスタンスの人も多い。 エンジニアライフには自由がある。

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  • 地頭を鍛えるという発想:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 ▪️スキルとは知識のことではない 最近、疑問に思うことがある。勉強というと、こぞって知識を詰め込みたがる。だが、いくら知識があってもIQが低かったら使い物にならないんじゃないだろうか?また、多くの知識を持っていても、組み合わせる発想力がなければ、単に棚が歩いているようなものだ。必要な時に必要な知識を判断するにも、記憶力とは別に判断力が必要だ。 単にを読んで暗記していくだけの勉強方法は苦行でしかない。個人的に暗記は苦手だ。なので、ぶちゃけ学校の成績は悪かった。しかし、今思えば逆にそれが良かったと思う。暗記が苦手だったので、知識を組み合わせることを覚えた。覚えたことに固執しなかったので、不要な情報をさっさと忘れることもできた。 一般的には知識が多い人が頭がいいと思わ

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  • ドキュメントなんて書いてるから炎上するんだwww:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 ■ドキュメントを読んでも何も分かりません サーバ構築案件等の成果物として、必ずと言っていいほどドキュメンントが含まれている。提出用のドキュメントを作成していていつも「これ、もう二度と読まれる事はないだろうな」と思う。実際、過去の納品物のドキュメントを読んでもサッパリ意図が伝わらない。知りたいのは設定値ではなく、意図と経緯だ。 まず、ドキュメントの質が低いこともあるが、ドキュメントの用途が練られていないように思う。求められるドキュメントが、素人の考えた「ぼくの最強マニュアル」でしかない。作って終わり。作った方も訳が分からない。作れと言われたから作っただけ。双方、何も得るものが無い。 タイトルにも書いたように、そんなドキュメントを作ってるから炎上するのだと思う。そもそも

    ドキュメントなんて書いてるから炎上するんだwww:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ
  • ドキュメントを見て分かる現場のこけ方 Part8 ねちっこいレビューをする現場:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 --ふれこみ-- 作業の計画は綿密に立てて、綿密にレビューすることで確保できる。チェックする体制を厳重にしておけば、ドキュメントでの抜け漏れを防ぐことができ、トラブルを未然に解消することができるはずだ。 --実際-- 技術と関係無い立場の人がレビューをすることがある。そうなると、プロジェクト炎上は必至だ。諦めるしかない。分からない人に理解させるために、膨大な工数が割かれてしまう。 また、レビューの基準がかなり曖昧だ。チェックする項目を明確にしてレビューしているのを見たこと無い。チェックする項目にしても、レイアウトか内容か、内容にしても、文言のブレか、仕様との合致か、設定内容の妥当性か、チェックリストが作れるくらいの項目がある。 これだけの項目があるにも関わらず、書

    ドキュメントを見て分かる現場のこけ方 Part8 ねちっこいレビューをする現場:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ
  • ドキュメントを見て分かる現場のこけ方 Part7 過去のドキュメントをテンプレートと呼ぶ現場:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 --ふれこみ-- ドキュメントを書くなら、過去の資産を再利用すると効率よく書けるはずだ。過去に似たようなプロジェクトがあったので、このドキュメントの設定値等を調節していけば、ドキュメントは完成する。あとは、ドキュメント通りにシステムを作っていけば問題は無いだろう。 --実際-- その過去の資産が十分な時間が無く突貫で書いたものだったらどうだろう。当時の問題をそのまま引き継ぐことになる。過去と同じ過ちを繰り返す原因になる。 そもそも、再利用する過去の資産が再利用を想定して書かれていない。ドキュメントというのは当然、読む人に合わせて作ってある。再利用する人に合わせて作っていないので、参考にはなってもテンプレートとしては使えない。 過去ドキュメントの書き換えで仕事を済ませ

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  • ドキュメントを見て分かる現場のこけ方 Part6 Excelで履歴管理する現場:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 --ふれこみ-- 履歴管理は重要な業務だ。しかし、履歴管理にソフトを導入すると費用がかかる。余分な業務も増えるし学習コストもかさむ。だったら汎用的なExcelを使えばいいじゃないか。学習コストや導入費用もかけずに済む。 --実際-- データの更新の際に誰が開いているから閉じてくれ、というやりとりが発生する。このやりとりをやっている時にインシデントが発生すると、記入漏れが生じやすい。また、ファイルにベタ書きなので人の書いた内容を間違えて消す、悪意を持った人が改ざんするということも起こりうる。 そして、Excelで履歴管理をすると、どうしても項目が増えて以前コラムで書いた大きな表を書くときと同じデメリットが発生する。ただし、履歴管理ではそこまでデータのリレーションが複雑

    ドキュメントを見て分かる現場のこけ方 Part6 Excelで履歴管理する現場:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ
  • ドキュメントを見て分かる現場のこけ方 Part5 とにかく大きな表ばかり書く現場:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 --ふれこみ-- プロジェクトで使う情報は一箇所にまとめて一元管理だ。必要な情報をすべて一つの表にまとめておけば確認しやすい。汎用性の高いExcelを使えば更に利便性が高い。とりあえず、必要な情報を全部表やマトリクスにして管理しておけば情報のもれがなくなるはずだ。 --実際-- 残念ながら、こういうやり方をしている現場は情報の抜け漏れが激しい。一元管理する情報の精査という作業が抜けるからだ。安易に一つの表にまとめたがるのには、どの情報が重要か切り分けが付いていないという背景がある。 表の項目が印刷しきれないくらい大きくなったら情報の整理が必要と考えよう。だいたい人間の思考が及ぶ範囲が、A4に印刷したくらいの情報量だからだ。項目がいっぱいあると確認しやすいように思うが

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  • ドキュメントを見て分かる現場のこけ方 Part4 やたらと図を書く現場:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 --ふれこみ-- 図というのは直感的で分かりやすい。言葉では表せない細かい部分が表現できるし、言葉で説明するより簡単だ。なによりイメージがつかみやすい。お客さんも喜んでくれるので、きっちりと図解したドキュメンントは非常に効果的だ。 --実際-- まず、図が分かりやすいというのは誤解だ。情報が纏まっていなければ、図で書こうが文章で書こうが伝わらない。出来の悪いものだと、サーバをただの四角で表したりする。同じくルータも四角、クライアントPCも四角。イメージもクソもへったくりもない。せめてVisioを使おう。 確かに図は効果的ではある。だが、伝える内容が複雑なら図で表しても文章を書いても分かりにくいのは同じだ。そして、文章で表した方が分かりやすい内容、図で表した方が分かり

    ドキュメントを見て分かる現場のこけ方 Part4 やたらと図を書く現場:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ
  • ドキュメントを見て分かる現場のこけ方 Part3 とりあえすWord使う現場:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ

    いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 --ふれこみ-- ドキュメントを作るなら、やはりドキュメントを作るためのツール、Wordが最強だろう。使いこなせばきちんとした体裁でドキュメントを作れる。Excelと違って、作った通りに印刷されるし、目次だって自動生成できる。制度の高いドキュメントを作るなら、やはりWordに限る。 --実際-- だが悲しいかな、世の中そんなに甘くない。Wordを使うと書式戦争が起きる。きちんと設定できる機能があったとしても、それぞれの主張が違う。文はゴシック派と明朝派は、Vim派とEmacs派の争いのように今だに続いている。ちなみに私は明朝派だ。 書式戦争と同時にスタイルの破綻というのも起きる。Wordのスタイルの一覧を表示させると、設定した覚えのないスタイルがどんどん増えて、収

    ドキュメントを見て分かる現場のこけ方 Part3 とりあえすWord使う現場:101回死んだエンジニア:エンジニアライフ