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ブックマーク / www.geekpage.jp (83)

  • IPv6基本仕様のRFC 2460が廃止:Geekなぺーじ

    IPv6の基仕様を規定したRFC 2460が廃止されました。RFC 2460が発行されたのは1998年なので、IPv6の基仕様を規定したRFCが廃止されるのは約19年間ぶり、2回目の廃止です。今後は、RFC 2460を廃止するRFC 8200がIPv6の基仕様を規定したRFCになります。 Internet Protocol, Version 6 (IPv6) Specification 今後、IPv6の基仕様に関して勉強、参照、紹介などをする場合には、今回廃止されたRFC 2460ではなく、RFC 8200を利用する必要があります。 RFC 8200が発行されるまでに行われてた議論や、6月時点におけるIETFでの議論に関しては、先月、NTTコミュニケーションズ株式会社の西塚要さんが書かれた記事が素晴らしいので、是非そちらをごらんください。 Internet Watch: 20歳を超

  • 「ひとりで何でもできるエンジニア」と時代背景:Geekなぺーじ

    インターネットそのものが「新しいもの」であったころは、インターネットそのものとともにITエンジニアが成長できました。未踏な領域に踏み込む冒険心をくすぐられるミッションが、そこら中に転がっていました。「できなくてツラい」と苦しみつつも、マゾ的に心を踊らせチャレンジする環境がありました。 インターネットを利用することが珍しいことではなくなり、インターネットを活用したビジネスを実現するためのエンジニアリングの分業化も進みました。それに伴い、ITエンジニアに求められる技能が細分化しており、「必要に応じて全部やる」ことが求められない環境も非常に多くなっています。 そういった環境の変化もあり、「昔と違って何でもできる人は育ちにくくなっている」という感想を持っている人も結構多い印象です。私の周りで「ひとりで何でもできるんじゃないかと思えるほど守備範囲が広いエンジニア」と私が思う凄い人々は、インターネッ

  • 「ひとりで何でもできるエンジニア」は勝手に育つ:Geekなぺーじ

    「スタートアップベンチャーはスーパーエンジニアを求めるけどエンジニア界隈と起業家界隈で想像しているスーパーエンジニアの定義が違う件」という記事が話題です。 その中で、「「ひとりで何でもできるエンジニア」は存在しないと思った方が良い」」として、以下のように書かれています。 「ひとりで何でもできるエンジニア」は存在しないと思った方が良い」 起業家の方が知らない側面として 現在バリバリ活躍しているエンジニアのほとんどが得意領域を持っていて それ以外の分野については出来る人であっても「平均点以上」ぐらいの活躍しか出来ないということです。 そして優秀なエンジニアの方はそのことをよくわかっています。 たまに化け物みたいな化け物がいて物理からインフラからアプリケーションからUI/UX ネイティブアプリ開発からwebマーケティングに資産管理まで全部出来ちゃう人もいますが その人を望む事は「年収1000万の

  • ネットワークエンジニアではない方々向けIPv6勉強会を開催しました:Geekなぺーじ

    昨日、ネットワークエンジニアではない方々向けのIPv6勉強会を行ってきました。 会場をご提供いただいた株式会社インターネットイニシアティブ様、ありがとうございました! 発表資料をSpeaker Deckで公開しました。 当日の参加者は約150名でした。一部、私よりも詳しいネットワークエンジニアも参加していましたが、全くIPv6に関しての前提知識がないと思われる方々や、自分でIPv6 IPoEを設定してみたというかた、これから実際に手を動かしてみたいというかた、仕事でこれから必要になりそうなので調べ始めたというかたなど、様々な方々が参加されていたようです。 「ネットワークエンジニアではない方々向け」という内容ではあるものの、「どういう説明をするのか見てみたい」というネットワークエンジニアの方々もいたことや、見たことがあるTwitterアイコンなどがconnpassに表示されていたので、顔見知

  • BBIX BGP Meeting:Geekなぺーじ

    2017年6月16日にBBIX BGP Meetingが行なわれました。先日書いたTwitterの記事とSpotifyの記事も、BBIX BGP Meetingで発表された内容を記事にしたものです。 BBIXの福智氏によると、BBIX BGP Meetingの「BGP」は、Borderless Group of Peeringの略であって、Border Gateway Protocolの略ではないとのことでした。同社の目指す「No Peering, No Internet」を体現するための取り組みのひとつで、一般的ないわゆる「ユーザ会」とは違う方向性を目指しているそうです。 BBIXに接続しているAS数は、約160、トータルトラフィックは約830Gbpsに登るという現状も紹介されていました。 BBIX BGP Meetingのアジェンダは、「勝手にプログラム委員会」という有志が作っています

  • Spotifyの日本インフラ:Geekなぺーじ

    BBIX BGP Meetingにて、SpotifyのPeter Carlsten氏がSpotifyの日進出について発表しました。 おそらく偶然だとは思いますが、同じイベントの別セッションで発表されたTwitterと同様に巷で話題の「ギガが減る」という状況を示すユーザトラフィックが公表されつつ、日の通信事業者に対するピアリングの呼びかけが行われました。 日ユーザの通信品質 Spotifyは、音楽のストリーミングサービスです。ユーザは、音楽を再生するためにSpotifyから音楽データをダウンロードしますが、Spotifyとユーザの間での通信品質が低いと、ユーザ側で行われている音楽の再生が途中でストップしてしまい、バッファリングが行われます。 SpotifyのPeter Carlsten氏は、バッファリングが開始されて音楽再生が引っかかってしまう状況を「stutter(どもり)」と表現し

  • 「教える」こと、「学ぶ」こと:Geekなぺーじ

    最近、「教える」とか「教わる」というのは、どういうことなんだろうと考えることがあります。自分ではない誰かに何かを「教える」というのは非常に難しいし、「教えたい」とか「伝えたい」と思うことは自分勝手であり、最終的には教わる側に主体性があって「教えて欲しい」という内容に沿ったものをどれだけ提供できるのかなのかなぁというのが最近の感想です。 新しいことを学ぼうとするとき、最終的には「自分で発見」をしないと覚えないし身につかないという感想を持っています。たとえば、授業のような形式でひとりの講師が多くの聴衆に対して講義を行っているような場合でも、その講義のなかから聴衆側が各自で小さな「自分の発見」をしていて、そういった「自分の発見」が「教わる」ということなのかなと。 最近は、スポーツ関連の勉強をしつつ、自分自身でも少しずつトレーニングを開始しています。40過ぎですが。 プロのトレーナーの方々向けの媒

  • 2017 ShowNetのサービスチェイニング【Interop Tokyo 2017】:Geekなぺーじ

    今年のInterop Tokyo ShowNetの大きなポイントのひとつがサービスチェイニングです。 昨年のShowNetでも、サービスチェイニングが行われていますが、昨年のデモでは一部の限定したトラフィックをSDN/NFVエリアへと誘導するというトライアル的な内容でした。 今年のサービスチェイニングは、出展社に対するネットワークサービスとして運用されるという点が非常に大きな違いです。 昨年のサービスチェイニングは、指定したトラフィックをSDN/NFVエリアへと誘導するのにBGP Flowspecが使われ、SDN/NFVエリア内でのサービスチェイニングで提供するネットワークサービスの切り替えはOpenFlowが使われていました。今年は、トンネリングとBGP Flowspecの組み合わせによるサービスチェイニングが行われます。昨年はSDN/NFVエリアへのトラフィック誘導にBGP Flows

  • ShowNetのピアリングポータル:Geekなぺーじ

    Interop Tokyo 2017のShowNetピアリングポータルが公開されました。 Peer with ShowNet ShowNetは毎年いろいろなIXに接続して、コントリビューションとして各IXメンバーのASからピアの接続しています。 一昨年までは、そのためのピア依頼をメールで受け付けて、手でコンフィグをしていました。昨年からポータルサイトを作って、そこからピアリングのリクエストを受け付け、自動でルータにeBGPのピアの設定を投入するようになっています。 昨年はNOCメンバによる「オレオレtelnetスクリプト」で設定を実施していたとのことですが、今年はルータとのインターフェイスとしてシスコシステムズからコントリビューションを受けたNSOを採用しています。 NSOを利用するといろいろな抽象化が行えて、複数の実装のデバイスを統一的なインターフェイスで扱ったり、さらに自動的にREST

  • なぜIPv6とIPv4の名前解決は別々に行なわれるのか?:Geekなぺーじ

    www.example.comなどの「名前」に対応するIPアドレスDNSサーバに問い合わせるとき、IPv4とIPv6に関する名前解決を単一の問い合わせで行うことはできません。そのため、DNSサーバに対して、IPv4に関する問い合わせと、IPv6に関する問い合わせを、別々に2度行う必要があります。 これは、DNSサーバに対しての問い合わせが単一のレコードに対してしか行えないためです。 Aレコード(IPv4アドレス)の問い合わせと、AAAAレコード(IPv6アドレス)の問い合わせは、それぞれ別々のレコードに対する問い合わせなので、両方を同時には行えないのです。 ただし、「IPv4とIPv6に関するDNSサーバへの問い合わせは別々に行わなければならない」というのは、事実上の話であって、「仕様上そうなっている」と言い切れるのかどうかは微妙かも知れません。 DNSに関するRFCは、悪名高いRFC

  • IPv6普及率が約50%のベルギー:Geekなぺーじ

    世界で最もIPv6普及率が高いのがベルギーであると言われています。Googleが公表している国別IPv6普及率では48.1%とあります(2016年11月21日段階)。もう少しでIPv6普及率が50%を超えそうです。 世界全体でのIPv6普及率は、11月16日のデータでは11.83%です。米国が28.7%、日が13.44%です。フランスが日と同じぐらいで13.28%のようです。IPv6普及率が低い国もあります。たとえば、イタリアが0.91%、ロシアが1.42%、中国が0.22%です。 ベルギーのIPv6普及率が高い理由 ベルギーのIPv6普及率が、なぜここまで高いのかに関して推測している記事がNetwork Worldにあります。 Network World : Why Belgium leads the world in IPv6 adoption その記事では、ベルギーIPv6協議会

    kazu_levis501
    kazu_levis501 2016/11/21
    [約50%][ベルギー]
  • IPv6は解説書が書きにくい:Geekなぺーじ

    IPv6の利用が世界中で増えつつあり、IETFなどのコミュニティではIPv4を廃止しようという動きが以前よりも活発化しています(参考)。 いまのところは、TCP/IPを解説するような文章を書くのであればIPv4を前提とした文章を書きつつ、IPv6の存在も紹介するという方法になりがちですが、今後の状況によっては、IPv4の紹介は「昔はそういうプロトコルがありました」と記述しつつ、IPv6を前提とした技術解説文を書く可能性も考えられます。 IPv6利用者数がIPv4利用者数を大きく超えるような状況になるのかならないのか、なるのであればそれがいつなのかに関しては、現時点では良くわかりません。ただ、「IPv6への移行」を目指して活動するネットワーク関係者の勢いは以前よりも強くなっている印象です。 例示用IPv6アドレスがわかりにくい 「IPv6への移行」を目指す動きが活発化しているものの、TCP/

  • IAB、IPv4を前提とした標準化を行わないことを求める声明を発表:Geekなぺーじ

    IAB(Internet Architecture Board)は、7日にIPv4を前提とした標準の開発を行わないことを求める声明を発表しました。 IAB Statement on IPv6 声明によると、IPv4アドレス在庫は既に枯渇し、IPv4とIPv6によるデュアルスタック環境やIPv6のみによるネットワーク構築が急速に増つつあり、その傾向は今後も続くとあります。 そのため、今後、IETFではIPv6を前提とした標準化を進め、新しいプロトコルなどでIPv4との後方互換を求めない方針を声明で伝えています。 今後、IETFで標準化されるプロトコルは、IPv4に依存せずにIPv6のみで運用可能であることが求められます。さらに、RFCなどの文書で示される例も、IPv4ではなくIPv6で記述することを求めています。 IPv4とIPv6のデュアルスタックや、移行技術(共存技術)などによって、IP

  • 10月1日、インターネットが大きく変わりました:Geekなぺーじ

    世界中のほとんどの人々は気にしていませんが、米国時間の2016年10月1日(土曜日)、インターネットが大きく変わりました。これまで米国政府が保持していたインターネットの重要資源に対する監督権限を手放したのです。 JPNIC: 米国政府がインターネット重要資源の監督権限を手放しました JPNIC News & Views vol.1439【臨時号】2016.10.3 NTIA: Statement of Assistant Secretary Strickling on IANA functions contract インターネットそのものは、世界中の多くの組織が分散しつつも協調することで成り立っています。 しかし、世界中のみんなが単一の「共通意識」を持って運用する必要がある、IPアドレスやポート番号などの番号資源、ドメイン名、プロトコルパラメータの3つに関しては、IANA(Internet

    kazu_levis501
    kazu_levis501 2016/10/11
    [10/1][インターネット][変わる]
  • ルータやスイッチは日本の法律上、通信の秘密を侵害するが違法ではない:Geekなぺーじ

    パケットのヘッダに記載された情報を読み取らなければ、ルータはパケットを転送できません。 日の法律では、ISPなどの電気通信事業者がIPヘッダに記載された情報を読み取ることは通信の秘密を侵害すると解釈されています。その一方で、インターネットにおける通信を実現するためにはルータがIPヘッダに記載された情報を読み取ることは必要であり、違法であるとは思えません。 日におけるインターネットと法律に関する話題に触れたことがない方にとっては、非常に奇妙な話に聞こえるかも知れません。しかし、このように「法益を侵害するが違法ではない」という解釈は、日においてインターネットがどのように運用されているのかを理解するうえで非常に重要なポイントです。 日国憲法(第21条)と電気通信事業法(第4条)は、通信の秘密を定めています。憲法における通信の秘密と、法律における通信の秘密の違いは、憲法が政府などの公権力に

  • TCPだけでDNSサーバにqueryできるようになってた:Geekなぺーじ

    DNSメッセージといえばUDPの53番というイメージの方々も非常に多いと思いますが、1987年に発行されたRFC 1035の時点でDNSメッセージのトランスポートとして利用できるのはUDPとTCPであると記述されています。 しかし、これまでDNSにとってはUDPが基でした(ゾーン転送を除く)。「RFC 1123: Requirements for Internet Hosts」には、以下のようにあります。 DNS resolvers and recursive servers MUST support UDP, and SHOULD support TCP, for sending (non-zone-transfer) queries. Specifically, a DNS resolver or server that is sending a non-zone-transfer

  • Netflixが見れない!→IPv6用トンネルが原因でした:Geekなぺーじ

    IPv6を利用するために、Hurricane Electric社の提供するIPv6用トンネルサービスを利用しているユーザが、突如Netflixを視聴できなくなった話がTechRepublicの記事になっていました。 As Netflix attempts to limit VPN use, IPv6 users lose out 今年1月に、NetflixVPN接続を通じた視聴をブロックすると発表しましたが、今回のTechRepublicに書かれているのは、来ならブロックされるはずがないのにブロックされたと考えるユーザがテクニカルサポートに問い合わせた話です。 TechRepublicの元ネタとなっているNANOGメーリングリストに投稿されたメールは、以下のものです。 最初は、メールに投稿した人も自分がIPv4でVPNを利用せずに接続しているのに、なぜブロックされるのかと憤っています。

  • 2016年終わりにはトラフィックの半分がIPv6に、米Comcast:Geekなぺーじ

    Comcast内を流れるトラフィックの約30%がIPv6によるものであり、2016年の終わり頃には50%ぐらいになると予想していると、ネットワーク部門を総括するJohn Schanz氏が公表しました。 Comcast: 50 percent of our traffic will be IPv6-enabled by end of 2016 Comcastは、米国最大のISPであるケーブルテレビ事業者です。米国では、日のように電波によるテレビ放送がほとんどの地域で見られるわけではないため、各家庭が個別にケーブルテレビを申し込みます。そのケーブルテレビ契約と同時にインターネット契約も行われることが多いため、米国国内最大規模のケーブルテレビ事業者であるComcastが、インターネットユーザへのラストワンマイルの多くを提供しています。 Comcastは、かなり前からIPv6に積極的に取り組んで

  • ネットワーク機器の美しいフリーアイコン素材を使おう!:Geekなぺーじ

    ルータやスイッチなどによるネットワーク図を描くときのために、美しいフリーアイコン素材があります。 2014年のInterop Tokyoで使われたものがフリー素材として公開されたものですが、一部界隈では既に多く利用されています(以下、「ShowNetアイコン」と呼びます)。 ShowNetアイコンは、2014年のInterop Tokyoページからダウンロード可能です。 2001年からいままで毎年ネットワークトポロジ図を作成されている河口さんによる、図作成に向ける熱い想いを綴ったブログが公開されていますが、その5ページ目に「One more thing...」として、ShowNetアイコン配布先リンクが示されています。 図面とともにあらんことを!:第二面 ネットワークのゲンバ -ShowNetを支えるメンバーたちの奮闘ブログ- そのままでも利用できますが、ShowNetアイコン利用上の注意

  • 「センス」じゃない!誰でもできる俊敏な動作入門:Geekなぺーじ

    40歳になりましたが、最近、たまに趣味でフットサルをやるようになりました。私は、一度やりはじめると、色々と調べたくなる性格のようで、仕事からの現実逃避として体の動かし方を勉強したり、筋トレや動きのスキルを練習することが増えました。トレーニングを自分でやりはじめて1年ぐらいですが、20代のときよりも走れるようになったと思います。 色々と調べていると、いままでスポーツに関して多くの人々が「センス」とか「才能」という単語で済ませていたことが、実は後天的に身につけられる「技術」であることがわかりました。素早い動きをするための技術というものがあるのです。 日国内では、まだ一部の専門家が教えているだけであるため、そこまで広まっていない情報だと思いますが、素早い動きをするためには、加速・減速・方向転換の技術が非常に大事です。それらの技術を実現するうえで、股関節の使い方が大きな鍵になります。逆にいうと、