毎年、米ラスベガスでは正月明けにCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)が開催されます。CESは出展企業が2700社以上、さらに世界140カ国から15万人以上が参加する世界最大規模の家電トレードショーです。また、ここ数年は家電以上にIT・テクノロジーに関する最新トレンド発信の場として注目されています。 (著者:電通 コミュニケーション・デザイン・センター プロデューサー森 直樹) さてレポート最終回の今回は「ウォール・ストリート・ジャーナル」などでコラムニストをされている、NY在住のジャーナリスト・津山恵子さんに現地で話を伺いながら、2015年のCESを総括したいと思います。 大企業のハードウェアから、スタートアップのIoTへ 森:津山さんはこれまで、CESにはどれくらい参加されていますか? 津山:2004年からの参加なので、今回で11回目になります。1年も欠かさずに参加していま