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Mt.Goxの件が、お茶の間のニュースから消え去ってしばらく経つが、現在の状況と論点をまとめておこう。 まず、もともとMt.Goxは民事再生法の適用を申請して、事業を継続しながら、債務を返済していくという方法をとるつもりだった。 しかしながら、裁判所は、現実性のある再生プランがないと判断し、再建を断念。現在は、破産手続に移行している。 管財人の弁護士が選定され、今後破産の手続きが進められる模様だ。 そうしたなか、会社の破産と清算を阻止しようと、現在も、Save Gox.comなどの団体が、Mt.Goxを買収し、再建を目指すという案を提案している。 債権者の多くがこれに賛同して、また管財人も、それが打倒だtみとめれば、再建の道筋がつくかもしれないが、現在の路線は、破産、清算だ。 破産、清算となるとどのような論点があるのだろうか? 日本の債権者と話しているが、私もふくめて、債権者の論点は次の2
Bitcoin Transaction Malleability and MtGox という論文が26日に投稿された。これによれば、トランザクション解析によると、Mt.Goxに対するトランザクション展性の攻撃が起こっていたにしろごくわずかであり、到底85万ビットコインが失われることにはならないとしている。この論文の見積では、せいぜい386ビットコインが盗まれたに過ぎないとしている。 その論文を読んだので以下、要約を書いておく。なお、トランザクション展性の説明については、私の過去エントリを参照してほしい。 「彼らは、2013年の1月から実験的なノードを立ち上げ、ビットコインネットワークのトランザクションを収集分析しはじめた。このノードは、理論的に、ほぼすべてのトランザクションを検出できるという。 彼らは、トランザクション展性による攻撃がどのくらいの数、頻度、金額、成功率で起きているのかを分析
破たんしたビットコイン取引所・Mt.Goxは、再スキャンにより約20万ビットコインが残っていたことを確認したと発表した。これまでは保有していた85万ビットコインが消失したとしていたが、実際に消えたのは65万ビットコインだったことになるという。 2011年6月以前に使っていた旧式ウォレットを再スキャンしたところ、19万9999.99ビットコインが残っていたことを確認したという。民事再生手続きの申し立て代理人弁護士と東京地裁などに報告した上で、現在はオフラインウォレットに移動して保管しているという。 20万ビットコインは現在の相場(約600ドル)に換算して1億2000万ドル相当。Mt.Goxの保有ビットコインは、これまで確認された2000ビットコインと合わせ20万2000ビットコインになる。 ビットコインの消失の原因や、正確なビットコイン数は現在調査中としている。 関連記事 Mt.Gox訴訟、
民事再生手続き中のビットコイン取引所であるMt.Goxの公式サイトに3月18日、残高確認のためのコーナーが設置された。 ユーザー名とパスワードの入力欄の下には、「アカウントをご確認いただくユーザーの皆様への重要なお知らせ」と書かれている。 ユーザーは自分の残高を確認することはできるが、残高の全額が民事再生手続における再生債権として認められるとは限らないというただし書きがある。 同社は2月28日、東京地裁に民事再生法の適用を、3月14日に米国連邦破産法の適用をそれぞれ申請しており、現在手続き中だ。
破たんしたビットコイン取引所・Mt.Goxの顧客データベースを売り払う──という“告知”がネット上に掲載されている。Mt.Goxのシステムのソースコードなどを投稿した人物と同じ「nanashi」を名乗っており、売却するデータから自分の情報を消してほしければ0.25ビットコインを支払え、と要求している。 掲載された文章によると、データは既に20%分を2人に販売してしまっており、残りを今週中に売る、という。「まだ消されていないユーザーにとってはその時には手遅れかもしれない」などとしている。要するにゆすりだ。 nanashiを名乗る人物は、Mt.Goxのソースコードや、経営者と日本のメガバンク関係者とみられる人物の会話音声などをネット上に投稿している。今回の「nanashi」がこの人物が同じかどうか、本当に顧客情報を持っているのかどうかは不明だ。 関連記事 Mt.GoxのCEOのブログをハッカー
mt.Goxの攻撃につかわれたTransaction malleabilityについてのテクニカルな説明です Transaction malleabilityとは、専門用語で、トランザクション展性と呼びます。 ビットコインのトランザクションにおいては、送金の内容は変わらないのですが、結果として、トランザクションのIDに相当するものが変わります。 ビットコインのトランザクションでは、スクリプト部分があります。 (output) OP_DUP OP_HASH160 0f403837793e1e5f707eb0450a145d1940accd10 OP_EQUALVERIFY OP_CHECKSIG たとえばこういったものなのですが、たとえばマイナーは、スクリプトの結果が変わらない範囲で、いくつかの情報の変更が可能になっています。 その結果はoutputは変わりませんし、そもそもサインされている
民事再生を申し立てたビットコイン取引所、Mt.Goxのシステムのソースコードや、経営者と日本の銀行関係者との会話とみられる音声がネット上に投稿されている。「nanashi」を名乗るロシア人だという人物がネットに投稿したものだ。 ソースコードは1700行のPHPによるもので、取引所システムのバックエンドの一部に当たるものとみられる。音声は今年1月30日に録音されたとみられ、マーク・カーペレスCEOとみずほ銀行の関係者とみられる人物による日本語会話が聞き取れる37分のファイルだ。また同社の過去のスタッフの情報の一部とみられるものも投稿されている。 投稿した人物はハッカーではなく、投稿しただけだという。ハッカーは20Gバイトにわたるデータを持っているという。 関連記事 民事再生手続き中のMt.Goxが渋谷にコールセンターを設置 民事再生手続き中のビットコイン取引所、Mt.GoxのWebサイトに、
1位の記事は前週と同じ。引き続き、ソチ五輪の話題が上位にきました。閉幕後もしばらくみなさん余韻を噛み締めていたのでしょうか。 この1週間はビットコイン絡みの報道を追いかけていたような気がします。いろいろ解説を読んでまわってみたのですが、未だにどういう仕組みで今回何が起きたのか、いまいち理解できている自信がないです。概念を理解するだけで難しい……! 全体的にいまいち釈然としないままあれよあれよと民事再生手続きに。事態は収束しておらず、渋谷にコールセンターを設置したようです。今週も動きは続きそう。 ところで、Mt.Goxという会社名の由来がカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」だったことに驚きました。トレーディングカードの売買取引所として開設されたからなんですね……「Magic: The Gathering Online eXchange」の略だそうです。
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