日本の柔道もこのところ不評です。 国際大会での日本選手たちの不振、そして五輪金メダリストの婦女暴行事件と、(この二つを並列に並べることは不適切ですが)、ネガティブな材料が重なっています。 せっかく中学でも柔道が必修科目に入ったのに、「柔道は危険だ」という、一部の事故の実例を拡大したようなキャンペーンがメディアで打ち上げられ、柔道界がそれにきちんとした反論をしないまま、というのも、残念な状況です。 そんなときに山下泰裕師範が柔道というテーマを一般の人生や教育、社会という論題にまで広げる新書を出しました。 山下氏はワシントンにも何回か、柔道指導にきてくれています。また弟子である東海大学柔道部の井上康生コーチらをアメリカに送り込んでくれたのも山下氏です。 その新書の紹介です。 日本の柔道関係者が元気づけられるような内容です。 柔道をしない人たちにも処世訓、身の正し方としてアピールのある本だと思