見慣れぬ言葉を目にしました。 「ユーフォリア」です。「陶酔的熱病」の意味だそうですが、検索すると、こちらに経済的に用いた場合の詳しい説明があります。 森永卓郎さんはこれを「陶酔的熱狂」と呼び、3年前の9月11日の選挙結果をこのユーフォリアの表れと見ています。 メディアはこれを「小泉マジック」と呼んでましたっけ。 確かにマジックにかかったように熱狂する人たちが続出しました。 コムスンの現場で働いて、利益を出すためにヘルパーが酷使・使い捨てにされるさまを身をもって体験した知人でさえ、年金問題が噴出してくると社会保険庁は民営化すべきだ、と言い出し始めました。 またこの状態に陥った人でも、その社会的地位からはとてもB層として括られそうにない人もいました。 森永卓郎さんがユーフォリアが成立する条件の一つに「情報の遮断」をあげていましたが、例にあげた知人たちにも、それがうかがえました。
ご存じでしょうか? 竹中平蔵氏がダイヤモンド・オンラインで「消費しない20代が日本を滅ぼす!? 若者はサクセスストーリーを経験して積極的になれ!」と吠えているのを。 1980年から88年生まれの20代、約1150万人を「とにかく楽が一番で傷つきたくない!? 『縮み思考』のミニマムライフ世代」と呼び、「将来に対するリスクを過大に見積もる傾向がある」「サクセスストーリーをぜひとも経験してもらいたい」と評し、もっと積極的になれ、と主張しています。 なにしろ、自動車販売台数や酒税の大きな落ち込みに、このミニマムライフ世代の買い控えが大きな影響を与えている、と言ってるわけです。 そうかもしれないけれど、それをあなたに言ってもらいたくない! と思いませんか。 (なお、「対照的なのが団塊世代です」と竹中氏は断言してますが、私の周囲でそんな話し聞いたことがありません。 わが家も含めて、現役を退い
19日、偶然でしょうが、毎日と朝日それぞれに宮崎県の記事が掲載されていました。 朝日は「『限界集落』呼称どげんかせんと 『元気の出る名』 宮崎県が募集中」、毎日は「東国原知事 『体罰は愛のムチ』」です。 「限界集落」という呼び名は危機的な状況をよく表していると思うのですが。名前を変えるだけで問題そのものが置き去りにされたら、事態はますます悪くなるでしょう。 「体罰は愛のムチ。昔はげんこつで教えられたが、最近はできなくなっている。愛のムチ条令はできないか」 「宮崎県で『愛のムチ条令』や『愛げんこつ条令』はできないか。愛という範囲で条例化するべきだ」 と18日の県議会本会議終了後の記者会見で、議会で教育問題が取り上げられたことで知事が発言したのだとか。 去年11月の「徴兵制はあってしかるべきだ」もそうでしたが、この方がこうした発言をするたびに、なんとも嫌な気分になって、軽い男だな、と思っ
メディアで“消費税上げやむおえない”論が喧しい。 国際通貨基金IMFまで消費税をあげろ、と言ってるみたい。 国際通貨基金(IMF)は22日、日本経済に関する年次審査を終了、財政再建を進めるために消費税率の引き上げを促す声明を公表した。小泉政権以来の歳出削減が「限界に近づきつつある」と明記、税制の抜本改革をめぐる政府、与党の議論に影響しそうだ。 来日したシトリン・アジア太平洋局次長は記者会見で、日銀の金融政策について「(金融市場混乱や経済悪化の)懸念がなくなるまで現行の金利水準を維持すべきだ」と述べ、当面は低金利政策を継続するよう求めた。 声明は、財政構造改革の加速を促すとともに「消費税の引き上げや所得税の課税ベースの拡大」を含む歳入面での対策が必要との認識を示した。 …… (共同通信5月22日) そういえば、 ベネズエラは昨年4月に世界銀行・IMFから脱退して両組織の
ニューヨーク・フィルが280人を引き連れて平壌でコンサートを開いたことが大きく報道され、あらためてテロ指定国家の解除をする、それともしない? が話題に上がっています。 が、こちらを読めば、03年にブッシュ大統領が名指しで北朝鮮を悪の枢軸に一つにあげていたときから、アメリカと北朝鮮の民間交流は続いていることが分かります。 資金提供はアメリカの財団、韓国の政府と民間、仲介者はコリア・ソサエティー、研修場所は中国。 これを「一枚の写真が語る『アメリカと北朝鮮との間にだけあって日本にはない』関係」と松尾文夫氏は言います。 唐突に思われるニューヨーク・フィルの平壌公演も、水面下で着々と進行する交流のたまものなのでしょうね。また松尾氏は昨年11月のエントリーでこの公演計画について伝えています。 さて、米軍岩国基地への空母艦載機の移転容認派に担がれて市長選に立候補しながらも、選挙期間中は移転に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く