とむ丸の夢 熱狂状態から冷めた人、まだ冷めてない人

見慣れぬ言葉を目にしました。 「ユーフォリア」です。「陶酔的熱病」の意味だそうですが、検索すると、こちらに経済的に用いた場合の詳しい説明があります。 森永卓郎さんはこれを「陶酔的熱狂」と呼び、３年前の９月11日の選挙結果をこのユーフォリアの表れと見ています。 メディアはこれを「小泉マジック」と呼んでましたっけ。 確かにマジックにかかったように熱狂する人たちが続出しました。 コムスンの現場で働いて、利益を出すためにヘルパーが酷使・使い捨てにされるさまを身をもって体験した知人でさえ、年金問題が噴出してくると社会保険庁は民営化すべきだ、と言い出し始めました。 またこの状態に陥った人でも、その社会的地位からはとてもB層として括られそうにない人もいました。 森永卓郎さんがユーフォリアが成立する条件の一つに「情報の遮断」をあげていましたが、例にあげた知人たちにも、それがうかがえました。

[maangie]

３年前の総選挙時の得票数

[kechack]

多くの有権者を熱狂させたこの人自身は、とっくの昔に高揚感から冷めているのではないでしょうか。