ドイツに負けて悪夢の2連敗を喫したオランダ代表。スナイデルは「今の気持ちは、ただただ不信感があるのみだ。ピッチの上での戦い方を全面的に変える必要があるよ」と悲痛なコメント。 開幕から一週間、魅力的な試合が繰り広げられているユーロ2012だが、一方で、がっかりなサプライズもあった。オランダやポルトガル、イングランド、フランスといった十分な戦力を持ったチームが、“勝利”より“負けないこと”を重視する試合をしていたことだ。 中でも見込み違いだったのはオランダである。 優れた技術と巧みな組み立てで多彩なオフェンスプレイを見せてくれると思いきや、中盤でもたつく攻撃は薄っぺらで鮮やかな連係もなし。ファンマルバイク監督が堅い守備を優先し、ファンボメルとデヨングを中盤の底に並べたせいである。大会随一のアタッカーたちを抱えているのに、これぞ宝の持ち腐れだ。 そのオランダとグループステージ最終節で対戦するポル