6月上旬、ニューヨークに住む2人の大スターが続けて自殺した。 1人は6月5日に高級住宅街パーク・アベニューの自宅で亡くなったデザイナーのケイト・スペード、もう1人はその3日後の6月8日にロケ先のフランス、アルザスのホテルで死亡したことが報道されたセレブリティ・シェフにして人気テレビ番組ホスト、アンソニー・ボーデイン。 2人とも才能に恵まれ、それぞれの分野で世界規模の大成功を収めた人気者だ。富と賞賛を手にし、華やかな生活を送り、世界中のファンから愛されていた。スペードは55歳、ボーデインは61歳とまだ若く、いずれも10代の娘と老親を残しての死であった。 日本ではほとんど報じられなかったが、アメリカメディアは一時、アンソニー・ボーデインの自殺報道一色になった。 REUTERS/Danny Moloshok スペードの遺族は、この数年彼女が夫と別居し、長いこと鬱だったことを発表した。ボーデインは
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