コーヒー、アイス、ディズニー...値上げの春 負担じわり 塩やアイス、コーヒーなど身近な商品がこの春も値上げされる。原材料の高騰が主な要因だが、人手不足による人件費アップも影響している。家計の負担もじわりと増しそうだ。 公益財団法人の塩事業センターは、家庭向けの「食卓塩」の価格を4月1日の出荷分から約3割引き上げる。値上げは1992年以来24年ぶり。赤いキャップで知られる食卓塩100グラム入りは、希望小売価格に当たる標準販売価格が税込み73円から98円になる。 メキシコ から原料として輸入している塩の調達費などが上昇しているためという。 身近な商品で、原材料高を理由に値上げする動きが広がっている。カゴメは、煮込み料理などに使うトマトソース7品目の出荷価格を、4月から4~9%引き上げる。店頭販売価格に転嫁されれば「基本のトマトソース」(295グラム入り)は10円前後高くなる計算だ。世界の人口
『人生に主導権を取り戻す90分の授業』(高橋ひでつう著、三才ブックス)の著者は、元京都精華大学特任准教授。本書は、著者が大学や専門学校で講義してきたことを中心としたもので、いまの時代をうまく乗りこなし、「人生に主導権を取り戻す」ためのヒントを盛り込んでいるのだそうです。 しかし、そもそも自分の人生なのに、「主導権を取り戻す」とはどういうことなのでしょうか? 著者によればそれは、自分を世間からコントロールする方法。 コントロールが効いていない状態というのはすごく危険です。(中略)あちこちに流されるし、どこへ進んでいいのかさっぱり分からなくなって、恐怖も倍増。だけどそこに、サーフボードがあれば荒波を楽しむことができます。(中略)もちろん、人生に「これが正解!」というものはないです。だけど、何か不安に感じていることがあるときや、戸惑っていることがあるときに「こんな話もあったな」程度でいいから、こ
「保育所落ちた」が大きな注目を集めて約1ヵ月が経ちました。保育所の拡充は民主党政権時代から遡上に上りながらもほぼ放置されてきたといってよいテーマですが、SNS時代の世論の圧力は、腰の重い政府を動かし始めたようにみえます。 個人的には保育所の拡充にもろ手を挙げて賛成します。その一方で、保育所の拡充は、子育てや働き方といった領域にとどまらず、「世界や社会をどうみるか」という遠大なテーマの一端を示しています。それは、保育所の拡充を含めた出産・育児支援に加えて、社会保障や労働環境の整備といった広い意味での福祉国家のあり方をめぐって、「個人の生活や福利を充実させる役割を誰(どこ)に期待するか」という考え方の対立があるからです。 「個人の生活や福利」は誰が守るかかつて、どこの国や社会でも、高齢になったり、健康を害したり、あるいは何らかの事情で充分働くことができなくなったとき、または最低限の生活水準を維
少し前、はてな匿名ダイアリーに書き込まれた「保育園落ちた日本死ね」という文章が話題になった。 anond.hatelabo.jp この匿名文章は国会で言及され、一部議員の対応がまずかったことも手伝って政治に影響を与える雰囲気をつくりだしてしまった。もちろん待機児童問題は切実だが、匿名文章を着火点としてネット世論が沸騰し、こうやって国会答弁に拾い上げられて影響力を持ってしまうプロセスはいかがなものなのか。 世論が国政に影響を与えること自体、あっても構わない。しかし、世論と国政とを結びつけるプロセスがショートカット化し、「ネット上の匿名文章をシェアやリツイートで拡散した代物」が世論の面構えをして国政に影響を与えるさまは、熱しやすく冷めやすいネット世論の性質を考慮すると気持ちの良いものではない。 オリンピックのロゴ問題の時にも、私は「インターネットの暗い情念が世論になってしまうのが心配」と書いた
ここ最近、そんな感じがする。社会が無知を許さない風潮というか。 はてブとかTwitterとかまとめサイトとかでは、 「知らない」ことで被った不利益は自己責任だし、むしろそれ以上に叩かれたりする。 だから皆その隙に付け入られないように、必死こいてその話題について見識がありますよ感を出してお互いを牽制しあっている。 話題に入りたいけど見識がない人は、 最初からその牽制を諦めて一階層上のメタ視点に立って議論をぶち壊そうとしてみたり、 もしくは無知がバレないようにうまいこと言ってお茶を濁してみたり。 なまじTVやらネットやらでなんでも調べられる時代だからこそ、知らないということが怠惰だと捉えられるようになったのかもしれない。 知識のハードルは下がって、今や全智が生活必需品になりつつある。 だからこそ真実をありのまま提供しないとバカみたいに叩かれる。マスゴミとかステマとかって。 まあこれはネットの中
ネットの登場によって、テレビは終わったのか? これからはネットの時代とさんざん言われてきたし、その界隈の人達も、いつかネットがテレビに取って代わる時代が来ると思っていた。今も思っているかもしれない。 テレビの横暴さが毎日のようにネットで暴かれ、叩かれている。一方で、YouTubeなどの動画サービスでは優れたコンテンツが供給され続けている。テレビよりも明らかに手のかかっている動画を無料で配信するユーチューバーなどが増えてきている。当のテレビ局でさえオンデマンドで自社の番組を配信するようになった。 しかし、だからといってテレビがそのまま衰退していくとは限らない。むしろ盛り返す可能性すら十分にある。なぜならテレビは「中心」という機能を担っているからだ。 一度出来上がってしまった「中心」を解体するのは並大抵のことではない。テレビとは、電波という「大多数に発信できる場所」を独占してきた利権であり、そ
ジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』で、アフリカにだけ大型獣(ライオンとか象とかキリンとか)が残っていて、他の地域にはあまりいない理由について、こんな指摘がされていたのをふと思い出した。 アフリカの動物たちは人間がちょっとずつ狩りの技術を発達させていく過程を一緒に過ごしてきたから、一緒にちょっとずつ狩られない技術を伸ばしてきた(そういう進化を遂げた)。しかし他の地域(特にオーストラリア)は十分狩りの技術を身に付けた人間がいきなりやって来たから、狩られない技術を身に付ける暇もなく全滅させられたからだ、という指摘だ。「わーい、なになにー??」と警戒心ゼロで人間に近づいてきて殺されて食われるという。さいわい極地は人間がふつうには生きていけないお陰でまだ大型獣が生き残っている。 出始めからインターネットとお付き合いのある年代の人と、気づいたらいきなりインターネットが身近にいる年代の人の違いも
■本当に貧困は連鎖する 貧困は本当に連鎖する。 具体的には、10代妊娠と出産はアンダークラスには当たり前のようにある。ミドルクラス以上で生活している国民の6割程度の方には実感がないかもしれないが、アンダークラスあるいはそうした層が中心を占める高校周辺では当たり前のようにある現象だ。 そのことを倫理的に責めてもまったく意味がない。教師やソーシャルワーカーができることは、いかに安心して安全な環境の中で妊婦生活を送り、いかに安全に出産し、その後いかに母子が守られていく環境を設定できるか、ということだ。 そうした事例を何件も聞いてきて僕が思うのは、「そうして10代出産せざるをえなくなったハイティーンの、その親たちは何を思いどう動いているのか」ということだ。 社会は、10代出産という目立つ事態をまずは問う。人によっては問い詰める。教師も当然問い詰める(あるいは放置する)。 僕がいいなあと思うのは、1
南京大虐殺否定論と日本軍「慰安婦」問題否認論との間には共通点が多々ありますが、かなり重要だと思われる違いもあります。後者の場合、「まさに日本軍『慰安所』制度が性奴隷制であった」ことを示す文書を得意げに持ち出して旧日本軍を弁護しようとする現象が非常にポピュラーなのですが、前者についてそういうケースはあまり記憶にありません。日本軍「慰安婦」問題の場合、ある事実の存否をめぐる争い以上に存否については争いのない事実についての理解の違いが焦点となることが多いということです。 例えば否認派は「廃業を許可する規定があった」とか「外出を許可されたとこの文書に書いてある」などと主張します。廃業や外出に「許可」が必要であったという事実こそ、軍「慰安所」制度が性奴隷制とされる所以なのですが。その点を指摘されると「働かなければ食っていけないのは我々だって同じだ」とか「会社員だって勤務中に勝手に出かけることはできな
インターネットで痴漢された話をすると、自慢だと言われるそうです。 いったいどうしてそうなるのでしょうか? あとハンガーって、捨ててないのになんで減っていくのでしょうか? <登場人物> エリコちゃん 相槌を打ったり話を聞き逃したりするOL。 ミカ先輩 日和見主義でどっちつかずの態度を取ることが多い先輩社員。 アニメに出てくる目がキラキラした老人 かわいい女の子の描き方で描かれたので、かわいくなった老人。 先輩、今日はトゥギャッチの読者から質問が来てますよ。 やった~。 エリコちゃんミカ先輩こんにちは、いつも楽しく拝見しております。私は最近 インターネットでとてもストレスに感じていることがあります。それは、痴漢 被害に遭った女性やその告白に対する男性全般の「露出度の高い服を着ている 女性の方が悪い」という自己責任論的な意見や、勇気を持って告白しても「や れやれ、痴漢されるほど魅力がある自慢かね
2015年11月02日 世界で最も他人に冷たい先進国、日本 Tweet イギリスのチャリティー団体Charities Aid Foundation (CAF)は毎年、世界寄付指数 (World Giving Index)と呼ばれる、人助け、寄付、ボランティアに関する指数を公表している。世界寄付指数は、その国の住人がどれだけ他人に対して暖かいか、あるいは、冷たいかを知る目安となる。 世界寄付指数は下記の行動をここ数ヶ月以内に行ったかどうかのアンケート調査を世界各国で行い、その回答結果を処理し指数化したものだ。 人助け指数: 異邦人、助けを必要としている見知らぬ人を助けたか? 寄付指数: 宗教団体や政治団体、慈善団体等に寄付を行ったか? ボランティア指数: 組織的なボランティアに時間を捧げたか? そこで最新の2014年版世界寄付指数を元に世界そして日本のあたたかさを見てみよう。 左最上部のリス
2005年に放送され、衝撃的な内容で話題を集めたテレビドラマ「女王の教室」の第1話でのセリフがぞっとするほどに2015年現在の日本の姿を描写していることが明らかになりました。 「女王の教室」は2005年7月2日より9月17日まで日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ。天海祐希が悪魔のような小学校の鬼教師を演じ、6年生の児童たちに苛烈な言動で試練を与えていくという、熱血教師もののドラマの真逆をゆく展開で大きな話題になりました。 この中で教師が児童たちに日本という国のあり方を一切歯に衣着せずに語る場面があります。その内容が以下のもの。 いい加減、目覚めなさい。 日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでるか知ってる? 今のままずーっと愚かでいて
妊娠中であることを示す「マタニティーマーク」を厚生労働省が定めて今年で10年目。全国の自治体が妊婦にキーホルダーなどのグッズ類を配布しているが、「反感を持たれそう」などと使用を控える動きが広がりつつある。同省は「本来の趣旨が理解されていない」として、より啓発に力を入れていくという。 11月出産予定の大阪市の会社員(39)は、母子手帳取得時に市からストラップを渡されたが、使っていない。「暴言や暴力の標的になるとネットで見て、怖くなった」。10月に出産した東京都の会社員(33)は使わず捨ててしまった。「電車で席を譲れと圧力をかけるようで気が引けた」 ピンクのハートに母子をあしらったデザインは、2006年3月に厚労省が公募で選んだ。おなかの目立たない妊娠初期ほど重いつわりに悩むケースが多く、配慮を呼びかけるものだ。他にも受動喫煙の防止や、体調不良、災害時に妊娠中と知らせる役割もある。鉄道など交通
私は時々極端な世界を想像して「どんな感じかなー」とボーっと考えてます。 思考実験と言うか、妄想と言いますか、とにかく頭の中で仮の世界を思い描くんです。 目の前のこの世界における具体的な現実問題を考えるのも好きなんですけど、どちらかと言えば、こんな夢想的な話を考える方が好きなタイプだったりします。 それで、こないだはこんな想像をしていました。 「とにかく自由で平等で、技術も高度に発達した世界なら、みんな幸せになる?」 自由で平等で、高度な技術を持った世界。 日本を始めとした自由世界の理想の延長線上、まさにユートピアと言ってもよい世界です。 現実の世界では、様々な格差や差別や不満が渦巻いていますが、こんな極端なユートピアならちゃんとそのような問題がキッチリスッキリ解決して、みんな幸せになれるんじゃないかって、ふと思ったんです。 でも、よくよく考えると・・・、そんなユートピアであっても、やっぱり
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