中国・遼寧省瀋陽の病院で、劉暁波氏(左)の治療のために訪問した米国およびドイツの専門家。EyePress News提供(2017年7月8日撮影)。(c)EYEPRESS 【7月10日 AFP】(更新)服役中に末期がんの診断を受けた後に仮釈放された中国の民主活動家で、ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)受賞者の劉暁波(Liu Xiaobo)氏(61)が10日、危篤状態に陥った。劉氏の治療に当たっている病院が明らかにした。同氏の腫瘍は肥大しており、肝臓からは出血もみられるという。 劉氏が入院する瀋陽(Liaoning)市内の中国医科大学付属第一病院(China Medical University No 1 Hospital)は声明を発表し、必要があれば集中治療に移行するため、医師らが同氏の家族に準備を進めると伝えたとしている。 劉氏をめぐっては、治療のため海外へ移送すべきとの