大阪府、1月地方債の入札実施・応募好調で予定通り発行 大阪府は18日、1月発行の市場公募債(10年債と5年債)の入札を実施した。昨年末、府債借り換えで単年度赤字を少なく見せかけていた問題が発覚。今回の発行は休止・延期されるとの観測が市場の一部で出ていたが、運用難のなか投資家の購入意欲は強く、発行額を上回る応募があった。 10年債、5年債とも発行額は200億円。計画通り30日付で発行する。応募額は10年債が551億円(応募倍率4.6倍)、5年債が427億円(3.6倍)。金利は従来より高めで、国債と比べた大阪府債の利回りの高さは10年債で0.22%。10日に入札があった兵庫県債の0.19%に比べてもやや割高になった。 今回、表面化した府債の借り換えによる返済先送りについて、府は「行財政改革プログラムで示してきた府債発行額や府債残高の枠内。すぐに新たな財政負担は生じない」と説明。計画通りの発行に