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格差社会といまさら訊けないに関するkgbuのブックマーク (3)

  • 部族社会と大きな社会 - 池田信夫 blog

    雇用問題の質は「市場原理主義」でも「階級闘争」でもない。戦後しばらく日社会の中核的な中間集団だった企業の求心力が弱まり、社会がモナド的個人に分解されることだ。それは農村共同体が解体して社会不安が強まった1930年代の状況と似ている。かつてのような軍国主義が出てくることはないだろうが、こういうとき警戒すべきなのは、かつての青年将校のような短絡的な「正義の味方」である。 このような伝統的コミュニティの崩壊は、近代化の中では避けられない過程で、多くの人々がそれを論じてきた。これをもっとも肯定的に論じたのは、マルクス・エンゲルスだった。遠い昔からの民族的な産業は破壊されてしまい、またなおも毎日破壊されている。これを押しのけるものはあたらしい産業であり、それを採用するかどうかはすべての文明国民の死活問題となる。[・・・]昔は地方的、民族的に自足し、まとまっていたのに対して、それに代わってあらゆ

    kgbu
    kgbu 2009/01/21
    部族社会という、遺伝的とも言える尻尾が、今後も情緒的な拠り所であるのは納得が行く。それを失うことも不可避だろうが、部族社会も生物学的には後天的な属性だろうから別の社会形態が代替不能とは言えないだろう。
  • 反貧困―「すべり台社会」からの脱出 - 池田信夫 blog

    著者(湯浅誠氏)は「派遣村」の主催者で、書は昨年の大佛次郎論壇賞を受賞した。まだ「論壇」などというものがあると信じている左翼老人には、こういうが受けるのだろう。ただ著者は慎重に従来型左翼との差別化をはかり、「労働力商品」などという古くさいジャーゴンは決して使わない。彼の経歴も東大法学部の博士課程修了と、普通の「プロ市民」とは違う。彼が社会主義崩壊後の左翼をになう「新世代のヒーロー」と目される所以だろう。 しかし残念ながら、書の内容は階級闘争史観の衣替えといわざるをえない。伝統的左翼のように「独占資」や「帝国主義」を糾弾する代わりに、著者は「グローバル資主義」や「新自由主義」を糾弾し、奥谷禮子氏や竹中平蔵氏が仮想敵として登場する。その論法は「自己責任論」を否定して、最低賃金や生活保護などの「ナショナル・ミニマム」を引き上げるよう政府に求める、きわめて伝統的な「ものとり闘争」だ。

    kgbu
    kgbu 2009/01/07
    政策として何が正しいか誰にもわからない状況で、セーフティネットの構造をどうしたらイノベーションのモチベーションを下げずに居られるか、という所を誰かクリアに提言してくれないものかしら。
  • 「格差社会」の幻想 - 池田信夫 blog

    所得格差に関するOECDの調査が発表された。それによれば、図のように日の所得格差(ジニ係数)は過去10年で縮小し、OECD諸国の中でも中程度である。ただし老年層(年金生活者)と若年層(非正規労働者)の貧困率が上がっている(日に関する資料)。 ここ数年、騒がれてきた「格差社会」なるものの実態は、大竹文雄氏も指摘するように、急速な高齢化によって年金生活者が増えた結果である。懸念すべき問題は、若年層で非正規労働者の比率が高まっていることだ。厚労省のやろうとしている派遣労働への規制強化は、労働需要を低下させ、失業者を増やす逆ケインズ政策である。麻生政権は、緊急にこの愚かな政策を止めるべきだ。

    kgbu
    kgbu 2008/10/22
    「いわゆる格差社会」の実態もよくわかってない自分は、大竹氏と橘木氏の両方の論を読みたくなった。もちろんデータの把握と、言葉の定義をしないとな。ところで、投票行動からして高齢者を無視するのは無理だと思う
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