2007年にクレジットクランチが発生して以来、LBOファンドが案件発掘や資金繰りに難儀しているというのは以前にも書いた気がしますが、ブームのピークに限界までデットを積み上げて行われた過去2年間の案件の状況も、あまり芳しくないようです。 2月5日のBloombergに、NYを拠点とする大手ファンドApollo Managementが07年に買収した、Realogy Corpについての話が載っていました。 Realogyは、アメリカ在住であれば誰でも聞いたことがあるような大手の不動産ブローカー、Coldwell BankerやCentury 21の親会社で、Apolloは$6.6bn(約7,000億円)で同社を買収しています。 買収におけるキャピタルストラクチャーは、デットが70%、エクイティが30%という典型的なものだったようですが、住宅市場の急速な冷え込みの影響を直接受けることになった同社
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