雑記 | 02:18 | 22日に発表された「平成23年度 年次経済財政報告」(経済財政白書)では、震災によって日本経済は復旧、復興という新たな課題を抱えることになったが、震災前から抱えていた課題(税・社会保障制度改革、貿易・投資や人材面での対外開放、起業や高度人材育成の環境整備)が解決されていないことを指摘した上で、ノウハウ、特許、ソフトウェア、商標権等の無形資産を生かして輸出で成長する無形資産大国への道を目指してはどうかと提言していた。 わが国の無形資産を生かした輸出が先進国の中では少ないことを、同白書ではいくつかの観点から指摘している。その中のひとつ、UNCTAD *1の提唱している「創造的サービス」という概念を用いた国際比較が興味深かった。「創造的サービス」は、広告・市場調査・世論調査、対個人向け文化・娯楽サービス、視聴覚・同関連サービスなど、知的な活動を投入して新たな価値を生み出