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今年のノーベル文学賞は中国人作家の莫言さんが受賞した。もう10年前ぐらいから受賞する、と言われ続けていて、私も新聞記者として北京駐在していた頃は、季節になると受賞したときのことを想定して、記事の仕込みをしていたものだ。おそらく、日本の文芸担当記者は、毎年この季節になると村上春樹受賞原稿の下準備をするのだろう。今年も村上春樹さんが候補筆頭で、対抗馬が莫言さんと言われていた。私は特に根拠を持たないが、村上さんより莫言さんが受賞するのではないか、と思っていた。というか受賞してほしいと思っていた。 莫言さんには何度もインタビューしたし、とくに取材というわけでもなく次回作の構想などをお聞きすることもあった。代表作『豊乳肥臀』が5年間も発禁処分にあった理由、言論統制と莫言式マジックリアリズム表現が生まれた背景などについては2006年秋に産経新聞連載「話の肖像 語る莫れと言う莫れ」で書いたので、ひょっと
平川 今度もノーベル賞もらえなかったね。 内田 がっかりしちゃったよ。来年に期待しましょう。 平川 これだけ日本人の言説が劣化するなかで、村上春樹には「最後の砦」という感があったからね。 内田 悪貨が良貨を駆逐し果てたあと、最後に駆逐されず残った良貨が村上春樹だからね。彼がノーベル賞を受賞すればその砦が守られたんだけど。 平川 まあ、村上春樹の擁護者ということでは内田くんが日本の筆頭だから、今日は賞を逃したことにめげず、村上春樹さんが世界で愛される理由を改めて探っていきたいと思います。 まず最初に、日本の現代作家の中でなぜ、村上春樹だけが世界性を獲得することができたのか。 平易な文体で一つの世界を創っていく 内田 前に大学で、「日本の文学作品をフランス語に訳した場合、どういう誤訳が出るか」ということを授業でやったことがあるんだよ。両国の文化的な差異を検出しようと思って。何人かの作家のものを
全米を震撼させている(といわれる)あのサイバーパンクニンジャ小説が、とうとう9月29日、日本に上陸した。それが、『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』(ブラッドレー・ボンド、フィリップ・N・モーゼズ:著/エンターブレイン)だ。黒船来航以来の衝撃(?)が日本を襲ったといわれるほどの超問題作。いったいぜんたいどういう作品なのだろうか。 そもそも原作はブラッドレー・ボンドとフィリップ・N・モーゼズというアメリカ在住の2人で、彼らの書く「間違った日本観」で展開するSF小説のファンとなった人々が日本語翻訳チームを結成。twitter上でリアルタイム翻訳連載を開始したところ、またたくまに話題となり、今や1万6000人以上の人がフォローしているという状況だ。 作品は、世界全土を電子ネットワークが覆いつくし、サイバネティック技術が普遍化した未来の日本が舞台。ニンジャに妻子を殺されたことで復讐に目覚めた、
中国籍で初めてノーベル文学賞に決まった莫言氏(57)の作品は、チャン・イーモウ監督が映画化した「赤い高梁」をはじめ多くが邦訳され、日本の読者にも親しみが深い。当局の検閲をくぐり抜けるためにフォークナー(米)やガルシア・マルケス(コロンビア)らから受け継いだ魔術的リアリズムの手法を使い、社会主義下の残酷な現実に切り込む作風は内外で高く評価されてきた。 中国山東省の農家に生まれ、文化大革命のあおりで小学校を中退。「作家は社会のあらゆる出来事に注目しないといけない」。苛烈な歴史の中で貧困や差別に苦しんだ原体験が、タブーを恐れない批評的な視点がはぐくまれた。人民解放軍に入隊したのは「軍に入れば毎日ギョーザを食べられる」という噂を聞いたから。少年時代から草地に寝転がり空想を巡らし、青年期からそれを文字にし始めた。たんに「革命小説」をまねをしていた莫言氏を大きく変えたのは、実は軍の芸術学院で読んだ日本
■編集元:創作文芸板より「作家志望ならこれだけは読んどけ」 1 名前:名無し物書き@推敲中? :2012/04/12(木) 00:22:47.67 作家志望ならこれだけは読んどけ、という作品を書いていくスレ。 じゃあ>>1から ゲーテ『ファウスト』 続きを読む
日々の思いを噛み締めながら、一歩一歩、山を登る女たち。頂から見える景色は、過去の自分を肯定し、未来へ導いてくれる。 副題に「続・山女日記」と謳っているけれど、女性が登山する物語という点が共通するだけで、どの話も「山女日記」とは関係無いし、1篇がより長くなっていてその分内容も充実している。 …
【書評】 『文学賞の光と影』(小谷野敦著/青土社/1890円・税込) 古くは、直木賞をもらえなかった作家が恨みから選考委員を皆殺しにする筒井康隆の『大いなる助走』が有名だが、近年でも、西村賢太が『落ちぶれて袖に涙のふりかかる』(『苦役列車』所収)という作品で川端康成賞の候補になったが結局は受賞できない作家の焦燥を書いている。 文学にとっては作品が全て――というのは建前に過ぎず、作家ゆえにこそか、名誉欲は強く、賞をもらえなかった時の〈なんであいつが貰ってこの俺が〉という嫉妬も深い。 本書は、〈文学賞マニアで、文学に関心を持ち始めた高校一年の頃、ほぼ同時に文学賞にも関心を持って、レポート用紙に、各種文学賞の受賞者・受賞作一覧を作っていた〉(この執着も凄い)という自称〈芥川賞候補作家〉たる著者が、芥川賞・直木賞を中心に各種文学賞をめぐって起きた騒動を収集したものだ。例えば、こんな凄まじい話
本質はつながってる。村上春樹の中でつながってる。青豆と天吾は、この等式でつながってる。 1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫) 作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/03/28メディア: ペーパーバック購入: 4人 クリック: 673回この商品を含むブログ (100件) を見る ただの階段さ、と孤独な男が叫ぶ 狂った男を見下ろす 銀の翼に芝居の王たちが鎮座ます 理性を超えて空を飛ぶ カモメの争いから、 鷲の爪が広げられる 恐怖だけが沈黙を破る 私たちがみな救いを求めて跪く時に 深遠さを超えて道を踏みしめる 狂気を見下ろす 街の通りでは 化け物だけがまだ哀れみを持つ 病人が絞首台に掛けられるのに並ぶ 神聖さを讃え歌う 私たちのマシーンが溶鉱炉に放り込まれる もしマシーンが私たちを連れて行って、私たちを燃やすだろう あなたは自分が誰かを理解していられるか、
ようこそ「 徒然草(吉田兼好著・吾妻利秋訳)」へ。このウェブサイトでは『徒然草』の全段を現代語訳でご覧になることが出来ます。 更新履歴 基本的に大規模な更新は滅多に行われません。 2018.4.5 ご無沙汰しておりました。昨今のインターネット事情を鑑みてSSL対応しました。 2016.6.8 twitterのアカウントtsurezure_bot のメンテナンスをしました。 2016.6.8 原文にルビを振りました。 2016.6.8 ホームページをリニューアルしました。たぶん、スマートフォン対応できてます。 2009.10.15 twitterのアカウントを作りました。つれづれぼっと 2009.7.24 ホームページ・リニューアル。校閲と言うより訳し直しました。 2009.4.19 校閲が終わりました。 2008.6.6 「おりにかなう助け」を更新しました。 2007.6.3 リニューアル
名詩の林◆出身別 ◆1960〜 ◆参考リンク ◆没年順 北村透谷 1868-1894 永野用無 1877-1898 ■1900-1919 大西 祝 1864-1900 松岡荒村 1879-1904 末吉安持 1887-1907 国木田独歩 1871-1908 山川登美子 1879-1909 表 棹彰 1891-1909 大和田建樹 1857-1910 大塚楠緒子 1875-1910 一色醒川 1877-1910 大塚甲山 1880-1911 前田翠渓 1880-1911 渡久山水鳴 1884-1911 石川啄木 1886-1912 大貫晶川 1887-1912 岩崎 正 1886-1914 平木白星 1876-1915 田中恭吉 1892-1915 草野民平 1899-1915 夏目漱石 1867-1916
石原慎太郎氏が、芥川賞の選考委員を辞退する意向を表明した。 18日付のMSN産経ニュースは、知事の様子を以下のように描写している。 『芥川賞の選考委員を務めている東京都の石原慎太郎知事は18日、「全然刺激にならない」として、今回限りで選考委を辞退する考えを明らかにした。 石原氏は報道陣に対し「いつか若い連中が出てきて足をすくわれる、そういう戦慄を期待したが、全然刺激にならないからもう辞めます」と語った。――後略――』 辞意の背景には、前日の夜に発表された第146回芥川賞の受賞者である田中慎弥氏が、受賞記者会見で述べた言葉が関係している。以下、引用する。 『 ――まず一言 「確か、(米女優の)シャーリー・マクレーンが何度もアカデミー賞にノミネートされた末にようやく取ったとき、『私がもらって当然だと思う』と言ってたらしいが、だいたいそういう感じです」 《会場、爆笑》 「4回も落とされたので、断
At midnight in London, and the same time next week in America, bookshops will open their doors to sell Haruki Murakami's latest novel to eager fans. This is not Harry Potter, it's a 1,600-page translation from Japanese. So why the excitement? When Haruki Murakami's new book, 1Q84, was released in Japanese two years ago, most of the print-run sold out in just one day - the country's largest booksho
『入場券に「写真撮影厳禁。違反した場合は退場。ラジオ局もテレビ局も入場不許可」と印刷され、イベントのホームページにも「写真を撮る者があった場合、ムラカミはただちに催しを中止する」と書かれていたため、開演前の会場には気のせいか緊張した空気が漂っていた。村上氏の肖像写真の印象と、マラソンをしているという情報、そして何よりも作品のスタイルから、若作りで軽快、明るくて開放的というイメージを抱いていた聴衆は、多少とまどっていたようだった。』(2010年9月9日朝日新聞夕刊6面「デンマークに村上春樹氏を招いて 明確な像結び好評」長島要一先生文より抜粋) 『少し前の作品ですが、作家の村上春樹氏が、いくつかの工場を訪問した工場訪問記のなかで、カツラ会社のアデランスを訪問した様子を書いているので、少し引用してみます。 「かつらというのは非常に得意な商品なんです、とアデランスの広報担当者は言う。 何が特異かと
響きあう学校 安城学園高等学校だより 2005.2.4 第32号 安城学園高等学校長 坂田成夫 汲む -Y.Yに- 茨木のり子 大人になるというのは すれっからしになるとことだと 思い込んでいた少女の頃 立居振舞の美しい 発音の正確な 素敵な女のひとと会いました そのひとは私の背のびを見すかしたように なにげない話に言いました 初々しさが大切なの 人に対しても世の中に対しても 人を人とも思わなくなったとき 堕落が始まるのね 堕ちてゆくのを 隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました 私はどきんとし そして深く悟りました 大人になってもどぎまぎしたっていいんだな ぎこちない挨拶 醜く赤くなる 失語症 なめらかでないしぐさ 子供の悪態にさえ傷付いてしまう 頼りない生牡蠣のような感受性 それらを鍛える必要は少しもなかったのだな
長澤まさみを見てると、「ぼくは勉強ができない」(山田詠美)に出てくる 主人公に告白した美少女のことを思い出す。 長沢まさみの媚態はものすごく高度な媚態だと思う。 「自然という不自然」 ナチュラルメイクは、薄化粧という意味ではなく、実はものすごくテクニカルな厚塗り。 でもそれは男の人には気づかれない。 長澤まさみの美しさが壊れるときのことを想像するとドキドキする。 私は壊れた美少女が好きだ。 広末も宮沢りえも、壊れた後の方がずっと好き。 今は全く好きじゃないけど、壊れた後なら好きになれると思う。 http://anond.hatelabo.jp/20070506234915 <追記> 完璧な美少女で、クラスのマドンナ的存在っていう子だよ。 ここに引用されてるから、読めば思い出すかも。 http://www.raitonoveru.jp/i/g/01h.html あと、この引用の後には続きがあ
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