平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) ワニ、オオトカゲ、大蛇と「怪物的」な動物たちが多く含まれる爬虫綱において、穏やかでかわいらしく、ともすると鈍くいい印象を持たれがちなカメたち。 その中でも群を抜いた迫力を誇り、時に恐怖の対象にすらなってしまう種がある。 カミツキガメ(Chelydra serpentina)である。 日本国内でも繁殖・定着し、「咬みつき」の名と巨体ゆえに恐れられる異色のカメ。彼らは一体どのような生物なのだろうか。 形態・・・頭や脚は甲羅に引っこまない! カミツキガメは甲長40cm以上、
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