今回はUbuntuにおけるデスクトップフォルダー機能の扱いの変化を、過去回を振り返りながら最新状況をお知らせします。 デスクトップフォルダー機能 あらためて、デスクトップフォルダー機能とは何かを見ていきましょう。 図1はUbuntu 21.04のスクリーンショットです。上部のバーはトップバー、左側のバーはドック(Dock)、その他の部分がデスクトップです。このデスクトップはホームフォルダー直下の「デスクトップ」と同一です。しかし、ここで疑問に思うのは、「デスクトップ」フォルダーには背景(壁紙)はなく、また「ホーム」「ゴミ箱」フォルダーもありません。 図1 Ubuntu 21.04のスクリーンショット 試しに「サンプルテキスト.txt」を「デスクトップ」フォルダーに置くと、双方に表示されます(図2)。 図2 「ファイル」には「サンプルテキスト.txt」のみが表示される ここから
Ubuntuは17.10より、デスクトップシェルをUnityからGNOME Shellへと移行しました。その際にUnityのLauncher部分を担ったのが、GNOME Shellの拡張機能のひとつである「Dash to Dock」です。今回はその、Dash to Dockのカスタマイズ方法を紹介します。 Ubuntu DockとDash to Dock Ubuntuが使っている拡張機能の名前はより正確に言うと「Ubuntu Dock」です。これは本家Dash to Dockの別ブランチとして開発されています。なるべくオリジナルとの差分が小さくなるように開発しているため、masterブランチとの違いは主に、Ubuntuに合わせたテーマ・設定の採用と、設定画面の無効化ぐらいです。 Dash to DockとUbuntu Dockの関係については、UbuntuがGNOME Shellを正式に採
[速報]マイクロソフト、BashシェルをWindowsに搭載。Emacs、VT100などサポート。Build 2016 マイクロソフトは開発者向けの年次イベント「Build 2016」を米サンフランシスコで開催しています。初日の基調講演では、Windows 10が登場して1年を記念した大型アップデート「Windows 10 Anniversary Update」を発表。 その中で、UNIXやLinuxで使われているシェルの1つ「Bash」がWindowsに搭載されると発表がありました。 本物のBashがWindowsで走る Kevin Gallo氏。Corporate Vice President, Windows and Devices Group。 Bash on Windowsを発表する。 これは本物のBashだ。仮想マシンでもクロスコンパイルされたツールでもなく、ネイティブのUbu
今回は、過去最大級の変化を伴ったUbuntu 15.10の日本語入力(現在は日本語以外も入力できる多言語入力なので、以後インプットメソッドと呼称)について解説します。 IBusがFcitxに、AnthyがMozcに 第370回ですでに述べたように、このUbuntu 15.10からデフォルトのインプットメソッドがIBusからFcitxに変更されました。IBusはなくなったわけではなく、Fcitxと同様にインストールされており、簡単に切り替えることができます(詳細後述)。 変換エンジンはAnthyを継続利用するのが前提だったのですが、fcitx-anthyには使いものにならないレベルの不具合がいくつかあり、本連載でもお馴染みの柴田さんや私によってそれらのバグがいくつか修正され、なんとか使いものになるように持っていくことはできました。 そこまでは既定路線でしたが、Use fcitx-mozc
これまた、日経linux 201208 apt-getで入れられるのでとくにインストールには困らない 自分用にカスタマイズしたいときは cp /etcky/conky.conf /home/hirasawa/.conkyrcって感じでコピーして好きに変更する 基本的にはこんな感じ hirasawa@debian760-64-13:~$ diff ./.conkyrc_orig ./.conkyrc 49c49,50 < own_window_type desktop --- > own_window_type conky > own_window_hints undercorated,below,sticky,skip_taskbar,skip_pager hirasawa@debian760-64-13:~$ よりクールにしたい場合は、こちらを参照していぢくる http://conky.
OpenOfficeから枝分かれしたLibreOffice Drawでいろいろ作ってるのですが、自動で処理をさせたいことがよくあります。 そこでLibreOffice Basicを使ってみたのですが… これが非常にわかりづらい! 特に配列が難しいですね。なんか追加も挿入もできないようなんですが、どう使ってるのでしょうかね… そこで、pythonが使えると知り移行してみました。うむ、やっぱりpythonは楽だ! …と言いたいのですが。 実はOpenoffice Basicよりさらに資料が少ないのです(泣) まず格納場所からして問題でした。 Libreofficeでは、Basicはマクロの管理から新規作成を選ぶのです。これが、専用のIDEでないと編集できない感じです。 しかし、Pythonでは普通に対象となるスクリプトディレクトリに外部エディタで作成します。すると、マクロ実行ダイアログで選択で
Unknown (NyaRuRu) 2013-10-21 03:22:40 > ・日本語キーボード以外で変換エンジンを使いたい > →ibus-anthyでは設定可能。ibus-mozcでは設定できなさそう。よってibus-mozcの問題 以下の方法でibus-mozc有効時に使用されるキーボードレイアウトを制御できることを確認しました. Plan A. (キーボードレイアウトの変更をIBusに任せる) 1. /desktop/ibus/general/use_system_keyboard_layout が false (デフォルト値) であることを確認する 2. /usr/share/ibus/component/mozc.xml の <layout>default</layout> を好みのレイアウト (e.g. <layout>us</layout>) に書き換える 3. Inpu
Xubuntu を 13.10 へアップデートしたら日本語入力(iBus)がクソになったのでその理由を調べてみました。 Xubuntu を 13.10 へアップデートしたら日本語入力(iBus)がクソ(1.5)になりました。どんなにクソかは iBus 1.5がクソすぎる に譲るとして、私はどうしてそうなったのか (あわよくばどうすれば直るのか) を真夜中に調べてましたのでその成果を記しておこうと思います。 私の場合 Vim でIMEを制御 できないことで問題が根深いことを知りました。調べてみると InputContext というクラスから is_enabled(), enable(), disable() の3つのメソッドが消えていました。これらのメソッドは端的に言うと日本語の状態を取得、有効化、無効化するものです。うんもうIME制御なんてできません。ちなみに その修正が行われたのは約2年
What is LightDM? LightDM is the display manager running in Ubuntu up to version 16.04 LTS. While it has been replaced by GDM in later Ubuntu releases, LightDM is still used by default in the latest release of several Ubuntu flavors. LightDM starts the X servers, user sessions and greeter (login screen). The default greeter in Ubuntu up to version 16.04 LTS is Unity Greeter. Configuration Later ver
今となっては「日本語入力」というのは不正確で「インプットメソッド(入力メソッド)」という言い方が正確なのですが、わかりやすいのでここでは日本語入力としましょう。もちろんUbuntuの連載なのでUbuntu固有のことについて述べます。 昨今の日本語入力事情 Ubuntu 13.04では、表面的には日本語入力に関して大きな変化はありませんでした。IBusも1.4系列の最新版(そしてたぶん最終版)の1.4.2です。しかし内部的には大きく変わっています。と言うのも、日本語入力を自動的に起動するしくみとして、これまでは[im-switch]を採用していましたが、13.04からは[im-config]になりました。しかし、この変化を通常は意識することはないでしょう。明確なメリットとしては、今まではときどきインジケーターにIBusのアイコンが表示されないことがありましたが、これが最終的に解決されたこ
はじめに 現在の我が家のネットワーク構成はこんな感じです。 固定IPアドレスが記述してあるホストに対してドメイン名でアクセスできるようにしたいなと考えました。 で、UbuntuにDNSサーバを立ててやることにします。出来上がりイメージはこちら。 機器名 機器の主な用途 ホスト名 ローカルIPアドレス 別名 WZR-HP-G450H ルータ tartan.mnb 192.168.24.1 router.mnb CG-NSC2100GT NAS glen.mnb 192.168.24.3 nas01.mnb MSI-Wind 各種サーバ argyle.mnb 192.168.24.93 ns.mnb ホスト名はいろいろ考えたんですがチェック柄の種類にしました。最近アーガイル柄のカーディガンをさがしてたので。まぁ買ってないんですけどね。で、ルートドメイン名は苗字から母音を抜いた"mnb"という文
Ubuntu 13.04で使わないプレインストールアプリを削除してハードディスク容量やアップデート時間を節約 例えば、「DashのAmazon検索は使わない」、「Ubuntu Oneは利用しない」、「FacebookやTwitterのオンラインアカウント管理は必要ない」、「Bluetoothは搭載していない」、「リモートデスクトップは使わない」など、 Ubuntu 13.04にプレイインストールされているアプリや機能の中には、必要のないものもあると思います。 また、「他のお気に入りのアプリを追加インストールして使う」場合には、デフォルトのアプリは使わなくなります。 ハードディスク容量の節約やアップデートの時間を短縮するためにも、使わないプレインストールアプリや機能は削除しておきましょう。 ここでは、Ubuntuソフトウェアセンターのカテゴリ別に、削除してもかまわないプレインストールアプリや
sshdサービスの開始 違うマシンからこのUbuntuマシンに接続して、あれこれできたほうが便利なのでsshdの設定をしておく。 先ずは以下のようにしてインストール。 $ sudo aptitude install ssh設定ファイルを見ると、rootでのログインが有効になっているのでこれを無効にしておく。 $ sudo vi /etc/ssh/sshd_config PermitRootLogin no ← noにしておくあとは基本的にそのままでOK。PasswordAuthentication については現段階ではとりあえずyesにしておき、あとで一通り公開鍵の登録などが終わったらnoに変更して、パスワードによるログインを無効にしてしまうのがいい。 とりあえず、上記で設定ファイルの変更をしているので、sshdのサービスを再起動しておく。 サービス再起動後は念のため、ちゃんと起動している
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く