外を歩くだけで暑いこの時期、移動には公共交通機関を上手に活用したいもの。しかし、公共バスは「今いる場所の近くをどこに行けるバスが走っているのか分からない」「時刻表があっても道路状況などによって遅れる場合がある」といった理由で、あまり利用機会がない人も多いでしょう。東京都営バス(都バス)を運営する東京都交通局は、位置情報を活用してそんな不便を解決する「バスロケーションシステム」の仕組みをつくり、提供しています。 約1,500両ある都バスの各車両にはGPS受信機が装備され、携帯電話回線を利用して位置情報を定期的にセンターに送信しています。東京都交通局では、バスが正常に運行できているかを確認するだけでなく、その位置情報をさまざまな形でバス利用者に提供することで、「バスが今どこにいるのか」を知らせています。