和歌山電鉄貴志駅(和歌山県紀の川市貴志川町神戸)のスーパー駅長で社長代理も務める三毛猫「たま」が29日、人間では約70歳にあたる14歳の誕生日を迎え、同駅前で「古希」を祝うイベントが行われた。 観光客ら約200人が「ハッピーバースデー」と合唱して祝福すると、たまは満足そうに「にゃお」と応えていた。 イベントでは、同電鉄の小嶋光信社長から、高級マタタビや爪研ぎのプレゼントと、「これからも元気に社長の座を狙って爪を研いでください」とのメッセージが届けられた。たまは、キャットフードに刺された7本のろうそくを消すと、悠々とキャットフードを味わっていた。 紀の川市立貴志中2年生(13)は「小さな時から知っているけど、全然変わってない。お祝いできて良かった」と喜び、和歌山市のパート社員の女性(46)は「人前でも堂々としていて感心した。元気で長生きしてほしい」と話した。 同電鉄の担当者によると、たまは最