JR東日本は次世代の新型通勤電車「E235系」の量産先行車を製作する。11両編成(うち10両新造、1両改造)で、2015年3月以降落成し、走行試験を重ね、2015年秋ごろから山手線で営業運転を開始する。 「お客さま、社会とコミュニケーションする車両」をキーワードに、前面の大きな窓や表示装置で、人と人、人と社会を繋ぐ情報の窓を表現した。優先席を増設し、車いすやベビーカーを利用できるフリースペースを各車両に整備。車内情報提供装置の増設やトレインネット環境も充実させる。 車内イメージ 優先席・フリースペースイメージ 主制御器に次世代半導体素子(SiC)を採用し車両の消費電力を抑制するほか、オイルフリーコンプレッサを搭載し環境負荷の低減を試みる。安全面にも配慮し、線路および電力設備の状態監視装置を試験的に搭載するとしている。 advertisement 関連記事 JR東日本の「Suica」のペンギ