浦和が日本勢の中で、1次リーグ突破一番乗りを果たした。アウェーでシドニーFC(オーストラリア)と対戦し、0-0の引き分け。H組2位以内が確定した。決勝トーナメント進出は、前年度優勝で1次リーグを免除された08年以来8年ぶり、1次リーグ突破は優勝した07年以来9年ぶり。昨年優勝の広州恒大と同組の“死のグループ”を高度な連動を見せる攻守で乗り切った。5月3日の最終節ホーム浦項戦に勝ち、シドニーFCがアウェー広州恒大戦に敗れれば、逆転での首位通過となる。 試合終了の瞬間。浦和の選手たちは小さく手をたたき、試合結果を歓迎した。終盤は足が止まり、シドニーFCに主導権を譲った。それでもDF遠藤が「終盤は勝ち点1でも決勝トーナメントだと切り替えた」と言うように、選手たちは冷静だった。集中力を切らさず、無失点で乗り切った。 序盤は組織的なプレス、1タッチ中心の高速パス交換で相手を圧倒。しかし、思わぬ敵が浦