浦和が万全のアウェー対策で10年ぶりの王座に就く。J1年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)の決勝第1戦は今日29日、カシマスタジアムで行われ、浦和(年間勝ち点1位、第2ステージ優勝)と鹿島(同3位、第1ステージ優勝)が激突。浦和はさいたま市内の練習場の芝生をカシマ仕様にカット。28日の最終調整も、敵地さながらのピッチで感触を確かめた。 浦和の大原サッカー場は決戦2日前から2面あるピッチのうち1面が「カシマカット」になった。従来の芝生の刈り込み方向はゴールラインに対して平行だが、今回はたくさんのダイヤモンド模様が浮かんだ。斜めに進める芝刈り機の方向を一定間隔で変えることで緑色に濃淡をつけ、決勝第1戦のピッチを再現した。 この2日間で一番乗りしたMF柏木は、ゆっくりとドリブルでセンターサークル付近を往復して感触を確認。この日は試合前日恒例の紅白戦も行われた。芝生の向きでボールの転がり方が