2月22日、相次ぐトラブルで米ボーイングの最新鋭機「787」が運航停止に追い込まれてから1カ月余り。全日本空輸と日本航空両社で総勢約350人いる787パイロットは空を飛べない状態が続いている。一部の機長はその資格を失う恐れも出てきた。写真は同型機の操縦席。オーストリアで昨年12月撮影(2013年 ロイター/Heinz-Peter Bade) [東京 22日 ロイター] 相次ぐトラブルで米ボーイングの最新鋭機「787」が運航停止に追い込まれてから1カ月余り。全日本空輸<9202.T>と日本航空<9201.T>は運航停止の長期化に備えて対応策を水面下で検討しているが、4月の運航再開観測が浮上するなど事態が急展開する可能性もあり、思い切った戦略変更に踏み切れずにいる。