米CERT/CCによると、Office 2010~2013のインタフェースでは、マクロを有効にすればどうなるかをユーザーが理解しないまま、有効にしてしまう公算が大きくなった。 Microsoft Wordのマクロ経由で感染するマルウェアが復活しているとして、米セキュリティ機関のCERT/CCが6月8日のブログで企業などに対策を促した。マクロが悪用される責任の一端はMicrosoft Officeのユーザーインタフェースにもあると指摘している。 マクロ経由で感染するウイルス「Melissa」が猛威を振るったのは1999年。しかしその後、マクロウイルスは影を潜めていた。これが再浮上した一因としてCERT/CCの研究者は、マクロに対するOfficeの警告表示の変化を挙げる。 Officeでマクロを実行するためには、まず複数の手順を経てマクロを有効にする必要がある。Office 97ではマクロの危
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