2013年08月01日 13:44 「社会史としての野球」を読む楽しみ|野球史 Tweet 神保町の古書肆「ビブリオ」さんが主宰する会合に毎月出席している。3回目のテーマは「高橋ユニオンズ」だった。こんなテーマ、ここでしかやらない!当ブログで何回も紹介した『最弱球団高橋ユニオンズ青春期』の著者長谷川晶一さんと、高橋のオーナー、高橋龍太郎氏のお孫さんの秋山哲夫さん(サッポロビール元専務)が、1954年から1956年の3シーズンだけパリーグに存在した薄幸な球団について話された。 長谷川さんがこの球団に興味を持ったのは、高橋の投手として活躍した後、故郷のミクロネシアで酋長になった相沢進がきっかけだったこと、高橋オーナーが実に無口だったことなど、話はのっけから興味深いものだった。 話以上に我々を圧倒したのは、秋山さんがお持ちくださった史料だった。球団設立の登記関係の書類、株券から、選手の契約書(佐